ロシアの軍事侵攻が続く中、ウクライナとロシアの代表団が、初めて停戦に向けた協議を行ったが、結論は出なかった。
両国の代表団はいったん帰国し、あらためて協議を行うことになった。
両国の代表団による協議では、ロシア側は、ウクライナの非武装化と中立化などを要求した一方で、ウクライナ側は、即時停戦とロシアが実効支配しているクリミア半島などを含む全土からの撤退を求めた。
ロシア側代表「共通の考えを持つ、いくつかのポイントを見つけた」
ウクライナ側「優先項目を決めた。(2回目協議では)優先項目の実行について話し合う」
双方は、協議で一定の成果があったと示唆したほか、ウクライナ側の代表は、「ロシアから突きつけられていた最後通告はなくなった」としたものの、今回の協議では結論は出なかった。
数日以内にあらためて協議することで合意したが、依然、意見の隔たりは大きく、停戦で合意できるかは不透明。
一方、ウクライナのゼレンスキー大統領は協議後、SNSに動画を投稿し、停戦協議中にも攻撃しているロシア側の姿勢を批判した。
ウクライナ ゼレンスキー大統領「公平な交渉とは、交渉の瞬間に、一方が、もう一方にロケット砲を撃ち込まないことだ」
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