ロシアのプーチン大統領が、自発的に投降した軍人に最長で10年の懲役刑を科す法改正を承認しました。動員令の発令で混乱が広がる中、軍の規律を引き締める狙いがあるとみられます。
タス通信によりますと、プーチン大統領は24日、軍人が自発的に投降した場合に3年から10年の懲役刑を科す刑法の改正を承認しました。
ウクライナ侵攻をめぐり、ロシアでは一部の予備役の動員が発表され、各地で反戦デモが起きています。また、戦闘の長期化で兵員不足や士気の低下も伝えられる中、厳罰化で規律を引き締める狙いがあるとみられます。
こうした中、ウクライナのゼレンスキー大統領は24日、「ロシアの指揮官はロシア人の命など気にしていない」として、ロシア兵に投降を呼びかけました。
自発的に投降してもロシア側に知られないようにするなどとロシア語で語りかけ、揺さぶりをかけています。
(2022年9月25日放送)
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