続投の意思を示し続ける兵庫県知事に対して、県議会議員全員が辞職を求める異例の事態となっています。
■「批判の声」でなく「励ましの声」と強調
兵庫県 斎藤元彦知事(46)
「(県民から)やっぱりいろいろあるけれど、頑張ってくれという声を頂くことが、7月ぐらいからは多いというのが、私の今の受け止めです」
「(Q.批判の声は?)県民の皆さんから直接そういったご批判を受けることは、あまりないというのが状況ですね」
斎藤知事は、自身に届くのは「批判の声」ではなく、「励ましの声」だと強調しました。
9日、これまで支援を受けてきた日本維新の会から「辞職要求」を突き付けられましたが…。
斎藤知事
「(Q.進退については?)特に気持ちに変わりはありません」
変わらず続投の意思を示し続ける知事とは裏腹に、県議会では、異例の状況となっています。
辞職の申し入れを行う方針を明らかにしていた最大会派の自民党など4つの会派以外に、10日は無所属の4議員も申し入れを行うと発表。86人いる兵庫県議会のすべての議員が、知事の辞職を求める事態となっています。
申し入れ書を提出した、維新所属の県議はこう話します。
維新の会所属 兵庫県議会
中村大輔議員
「信頼できないというメッセージをこっちは出したので。(決断に)ある程度潔さというか、知事はしっかりと仕事をしているというふうに思っている。すごく殻にこもっているような印象は持ちます」
■可決なら知事が「議会の解散」か「失職」
このまま知事が辞職要求に応じなければ、不信任決議案が提出され可決されると、知事が「議会の解散」か「失職」のどちらかを選ぶことになります。
斎藤知事
「(Q.議会の解散の可能性は?)仮定の話ですので、まだお答えできないです」
維新の会所属の1期生の県議が、複雑な思いを明かしました。
維新の会所属 兵庫県議会
脇田のりかず議員
「不信任決議案というところも視野に、検討していかなければならない。(不信任決議案が)出されれば我々としても、それに対して反対はできないような状況にはなっているのではないか。去年にはなかった(党への)逆風というなかで、確かに厳しい選挙にはなると思う」
(「グッド!モーニング」2024年9月11日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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