吉野家「紅しょうが男」に実刑 迷惑動画 懲役2年4カ月 「身勝手で悪質な犯行」

吉野家の紅しょうがをじか箸で食べ、迷惑動画が拡散した男に実刑判決が下された。

その訳とは…。

大手牛丼チェーン吉野家で撮影されたこの動画。

店のカウンターにあった共用の紅しょうがを箸で直接かきこんで食べた嶋津龍被告(35)に15日、懲役2年4カ月、罰金20万円の実刑判決が下された。

嶋津被告は2022年9月、大阪市内の吉野家で自分が使った箸を使い、紅しょうがを容器から直接食べ、店の業務を妨害した威力業務妨害などの罪に問われている。

嶋津被告の知人が撮影したこの動画がSNSに投稿され拡散し、事件が発覚。

嶋津被告は、逮捕後の取り調べで「被害店舗の紅しょうがが提供できなくなることはわかっていた」と供述した。

2023年5月の初公判では、起訴内容を認めた嶋津被告。

さらに検察側は、“一緒にいた知人を笑わせようとした”などと指摘。

嶋津被告が食べたことで無駄になった紅しょうがの損害額が、269円分だったことを明らかにした。

そして、15日の公判で大阪地裁の高橋里奈裁判官は「店の損害を顧みない。身勝手で悪質な犯行」と、断罪。

嶋津被告に懲役2年4カ月、罰金20万円の実刑判決を言い渡した。

FNNプライムオンライン
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