アメリカの中央銀行にあたるFRB＝連邦準備制度理事会は14日のFOMC＝連邦公開市場委員会で、政策金利を据え置くことを決定しました。金利の据え置きは去年1月以来、11会合ぶりです。今回のFOMCでは政策金利の誘導目標を5％から5.25％の間で維持することを全会一致で決定しました。FRBのパウエル議長は金利据え置きの理由について「金融引き締めの状況や、融資縮小による逆風などを考慮した」と説明し、過度な金融引き締めによる悪影響への警戒感を示しました。一方、同時に公表した年末時点の金利の予測はこれまでの5.1％を5.6％に上方修正し、物価高に対応するため年内にあと2回の追加利上げを示唆しました。
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