福岡県の美容専門学校が500人近い人数で行ったバーベキューで、学生に火が燃え移り、1人が死亡していたことが分かりました。火の消えかかったドラム缶に消毒用のアルコールを入れたといいます。
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福岡県柳川市にあるハリウッドワールド美容専門学校では、学校でのバーベキューが定期的に行われていて、事故があった5月24日も、美術コンテストの打ち上げバーベキューが行われていたといいます。
記者(福岡・柳川市、8日)
「BBQを行っていたのは校舎の裏にある芝生の広場です。火事があった場所には今も焼け跡があり、黒くなっています」
当時、全校生徒や教員、約480人が参加して、大規模なバーベキューが行われていました。通報があったのはその最中でした。
通報「バーベキューの火が洋服に燃え移った」
警察や学校などによると、バーベキューは複数のドラム缶で行われていたといいます。火おこしを担当していたのは、学校の教員です。すると、1台の火が消えそうな状態になりました。
元々、ドラム缶には着火剤や炭の他に、火がつきやすいように手指消毒用のアルコールを混ぜていたといいます。消えかかった炎に教員がさらに消毒用アルコールを追加すると、爆発的に炎上し、炎は男子生徒4人に燃え移ったといいます。
その後、4人は救急搬送されました。このうち、やけどを負って入院していた18歳の生徒が6日に亡くなったということです。
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消毒用アルコールには消防法上の危険物に該当するものもあります。火の近くで噴射した実験映像では、ろうそくの小さな炎ですら、一気に燃え広がる様子が分かります。
火がついている時にアルコールや着火剤をつぎ足しするのは、絶対にしてはならない危険な行為です。火を扱うことが多いキャンパーは、火の取り扱いには細心の注意を払っていました。
キャンパー歴3年半
「アルコールかけるっていうのは考えられない」
そもそも、油や酒などの燃えやすい物は必ず火から離れた場所に置くといいます。
キャンパー歴1年半
「ふとした時に引火して燃え広がりやすい。火の粉が飛んでいくことも十分考えられるので、風向きも意識して火は扱うべきと考えてます」
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事故が起きた学校は、「申し訳ない」と謝罪した上で、「炎天下で熱中症を心配するあまり、短時間で火をおこそうとして誤った行動をしてしまった」としています。
警察は、業務上過失致死傷の疑いで調べています。
(2023年6月8日放送「news every.」より)
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