■バーベキューで炎上 学生が死亡
福岡県柳川市にある美容専門学校が開いたバーベキュー。先月、懇親を図る目的で生徒およそ470人と職員らがドラム缶を加工したコンロを囲んでいたところ、思わぬ事態に発展。
関係者への取材によりますと、事故が起きた台の火が消えているのに気付いた職員が火力を強めようと消毒用のアルコールを炭に振り掛け、「ボン!」という音とともに火柱が上がったそうです。
時間にして十数秒間、激しく炎上し、周りにいた4人の男子生徒の服に火が燃え移るなどしました。4人は病院へ救急搬送され、そのうち全身にやけどを負った1人が今月6日、死亡したことが分かりました。
学校の説明では炎上の原因とみられる消毒用のアルコールは着火するため職員室から持ち出されたものだったそうです。
■消毒用アルコール“身近に潜む危険”対策は?
関東も8日梅雨入りし、まもなく暑い夏が訪れます。アウトドアシーズンを楽しむために気を付けておきたい引火事故の危険性とは…。
名古屋市消防局危険物係・小林真樹人係長:「消毒用アルコールは私たちの生活に欠かせないものだが、引火性の危険物でもある」
夏のレジャーシーズン。バーベキューなどに潜む引火事故。目には見えないアルコールや着火剤などが周囲に飛び散って事故につながるケースはこれからの時期、増えていきます。
元麻布消防署長・坂口隆夫さん:「バーベキューなどで手指消毒、これは使用してもいいと思うが、火が付いている所からかなり離れた場所で使用すること。手指消毒したら完全に乾いた状態でバーベキューの作業に取り掛かる。詰め替え等をする場合も安全な場所で、狭い空間ではやらない。それを徹底すれば危険性はない」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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