70代男性の自殺を手助けしたとして逮捕されたキリスト教団体の牧師の男性を、福岡地方検察庁は不起訴処分としました。
警察などによりますと不起訴処分となった福岡市西区に住む70代の牧師は今年3月、自殺願望のある70代男性に対し全ての財産をこの牧師に対し相続させる趣旨の遺言書の下書きを渡していたということです。
その後、男性は自ら命を絶ちました。
警察は、遺書の下書きを渡すなどとした行為が自殺を心理的に後押ししたと判断し、先月23日、自殺幇助(ほうじょ)の疑いで逮捕しました。
いっぽう牧師の男性は自殺を促していないと容疑を否認していました。不起訴処分の理由について福岡地方検察庁は「諸般の事情を考慮した」としています。
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