九州北部豪雨から10年 犠牲者を追悼【熊本】 (22/07/12 12:35)

熊本県内で23人が死亡し2人が行方不明になった九州北部豪雨から12日で10年。阿蘇市で追悼行事が行われました。
遺族など約70人が参列。佐藤義興市長が「一人一人の防災意識を高め安心して暮らせる地域の実現に取り組んでいく」と述べ、遺族を代表して父親を亡くした白石勲さんが当時を振り返りました。

【白石 勲さん】
「父があの時、避難していれば命を落とさずに済んだと思います。それが今でも悔やまれます」

2012年7月12日の九州北部豪雨では、阿蘇地域で大規模な土石流が発生したほか、河川の氾濫で住宅が浸水するなど甚大な被害が出ました。

一方、豪雨による土石流で住民2人が犠牲となった南阿蘇村立野の新所区では、地元住民たちが慰霊碑に花を手向け祈りを捧げました。

【当時の区長・吉野 輝さん】
「(当時を)忘れたことはない。2人の方が亡くなられたのは残念だったといつも思っている」

新所区では、6年前の熊本地震でも砂崩れで2人が亡くなっています。

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