高知県によりますと3回目接種用のモデルナ製ワクチンについて、5月末までに県内14の市町村で合わせておよそ6万回分の使用期限が切れ、廃棄される見込みです。このうち最も多いのが高知市で、4万3千回分がきょう(25日)使用期限を迎え捨てられることになります。高知市では廃棄を避けるためにモデルナ製に限って5月9日から事前予約なしの接種を始めましたが、利用は1000人程度に留まっています。
高知市ワクチン接種推進担当 植田耕太郎副参事
「特に若い世代で対象者の方の半数以下という接種率になっていますのでここら辺が一番廃棄に繋がった大きな要因かと考えております」
モデルナ製の廃棄は全国でも相次いでいて兵庫県ではおよそ14万9千回分が、岡山県では12万1千回分が5月末で期限切れとなり捨てられる見込みです。
県内の市町村には6月6日から7月末にかけて、4回目接種用のワクチンおよそ34万回分が国から配布される事になっていますが、このうち8割がモデルナ製です。
高知市ワクチン接種推進担当 植田耕太郎副参事
「一部クロス接種をして3回目モデルナを打った方が効果が高いという検証結果も出ていますので積極的にモデルナ社のワクチンの方を選択してもらえれば」
また副反応が少ないと言われている「ノババックス」ワクチンについてきょう(25日)県内で初めて80回分が高知市の国立高知病院に配布されました。県内に住む18歳以上の人が接種を受けられます。県のホームぺージから予約が必要で現在およそ400人が予約をしています。
高知市ワクチン接種推進担当 植田耕太郎副参事
「mRNAワクチンが打てなかった方」
「ノババックスはこれまで他のワクチンでも使用実績がある不活性化ワクチンになっていますので積極的に選んでいただきたい」
「ノババックス」の接種の開始時期は調整中です。また6月6日以降、四万十市の病院などにも配布される予定です。
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