イスラエル軍ガザ地区に報復空爆 死傷者は3600人超(2023年10月8日)

 パレスチナのガザ地区から発射されたロケット弾への報復として、イスラエル軍が空爆を実施し、死傷者は双方合わせて3600人を超えました。

 地元メディアなどによりますと、ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスが7日に開始した軍事作戦で3500発以上のロケット弾が発射されました。

 ハマスの戦闘員はイスラエル領内に侵入し、およそ25の地点でイスラエル軍と交戦しているほか、50カ所の拠点を占拠したと主張しています。

 イスラエル側では、民間人を含め少なくとも250人が死亡し、1500人が負傷しました。

 また、ハマスは、戦闘員の侵攻で、数十人のイスラエル人を捕虜にしたとしています。

 イスラエルメディアは、民間人などが拘束され車で連れ去られていると報じています。

 テレビ朝日元カイロ支局長 大平一郎:「経済封鎖の影響でガザ地区は特に経済的な不況にあえいでいます。内憂外患の状態がさらに深刻になっている。ハマスとしてはここで大きな動きに出て事態を打開したいとアピール」

 イスラエル軍は報復としてガザ地区を空爆し、パレスチナ側はこれまでに死者232人、負傷者は1697人に上っていると発表しています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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