ロシア軍は、新たな軍事作戦の目標を発表しました。
インタファクス通信によりますと、ロシア軍のミネカエフ副司令官は22日、軍事作戦は20日から第2段階に入ったとして、ウクライナ東部のドンバス地方と南部の完全支配などが目標だと発表しました。そのうえで、ウクライナ南部の制圧は、隣接するモルドバへの足がかりになると主張しました。
ウクライナの西隣・モルドバの一部では、国内の親ロシア派が一方的に“沿ドニエストル共和国”を名乗って実効支配しています。ロシア軍の副司令官は、「モルドバでもロシア語を話す住民が抑圧されている」として、ロシア軍による介入を示唆しています。
モルドバへの介入を示すロシアの狙いは何なのでしょうか。
ロシア情勢に詳しい兵頭慎治さんによりますと、「ロシアの最終目標は、ウクライナ東部・南部、モルドバの新ロシア派地域の掌握。ただ現状は難しい。ウクライナに対して、“南部”にも侵攻を続けるというけん制。ウクライナ軍を東部に集中させない狙いがある」といいます。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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