出典:EPGの番組情報
関ジャム 完全燃SHOW 関ジャム流「宇多田ヒカル」特集[字]
関ジャム流「宇多田ヒカル」特集!音楽のプロが「これは外せない」と絶賛する3枚のアルバムに注目!Awesome City ClubのPORIN、佐藤千亜妃らが宇多田ヒカルのスゴさを語る
◇番組内容
今回は関ジャム流「宇多田ヒカル」特集!これまで番組で度々、その凄さについて語ってきたが、今回はプロが「これは外せない」と絶賛する3枚のアルバムに注目!
スタジオには多くの媒体で宇多田の熱い評論やプレイリストまでを作成しているシンガーソングライターの佐藤千亜妃、ファンを公言するAwesome City ClubのPORIN、宇多田ヒカル楽曲のDJ-MIXを手がけるDJ YANATAKEを迎え宇多田ヒカルのスゴさを語る!
◇番組内容2
さらに、3名から長年宇多田ヒカルのレコーディングに携わる小森雅仁さんに、直接質問を!歌テイク以外の録音にどのくらい時間をかけている?歌どりの決まりは?など、貴重な証言で、凄さが明らかに!
◇出演者
関ジャニ∞
支配人:古田新太
アーティストゲスト:佐藤千亜妃、PORIN(Awesome City Club)、DJ YANATAKE
トークゲスト:山崎弘也(アンタッチャブル)
◇おしらせ
☆見逃し配信はTELASAとTVer!「関ジャム」で検索!!☆番組Twitter
https://twitter.com/kanjam_tvasahi☆番組ホームページ
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バラエティ – お笑い・コメディ
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解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)
♬~「絶好調でも」
今夜は
プロが
「これは外せない」と絶賛する
3枚のアルバムに注目!
♬~
今夜の『関ジャム』は…。
宇多田さんの曲とかは もう…
やばいなっていう感じで
聴きましたね。
これまで 度々
そのすごさについて語ってきた
宇多田ヒカルを
『関ジャム』流に特集。
スタジオには…。
宇多田ヒカルを聴いて育ち
彼女に心酔する
2人の女性アーティストが…。
まずは
♬~「君と僕とで手作り」
これまで多くの媒体で
宇多田ヒカルの熱い評論や
プレイリストを作成してきた。
そして…。
♬~「春の風を」
昨年 『勿忘』でブレークを果たし
宇多田ヒカルファンを公言する
Awesome City ClubのPORIN。
更に 宇多田ヒカルと
共に仕事をしてきた
エンジニアの
貴重証言を交え
宇多田ヒカルを
考察。
そもそも
♬~「It’s automatic」
1998年 『Automatic』で
衝撃のデビューを果たすと…。
翌年リリースした
ファーストアルバム
『First Love』が
累計売り上げ枚数
767万枚を超え
いまだ破られていない
日本国内の
歴代アルバムセールス
1位となっている。
セカンドアルバム
『Distance』では
初週売り上げ枚数が
歴代1位となる
300万枚を記録。
♬~「さようならの後も」
2007年発表の
『Flavor Of Life』は
当時のデジタル・シングルの
セールスにおいて
世界1位を記録するなど…。
数々の名曲を
世に送り出し
これまでに発表した
楽曲は 100曲以上。
アルバムは全て
チャート1位を獲得している。
そこで 今回は
ある3枚のアルバムに注目して
宇多田ヒカルをひも解く。
(丸山)こんばんは。
(村上)はい こんばんは。
改めまして 今夜は スタジオに
こちらの皆さんに
お越しいただきました。
おなじみ 佐藤千亜妃さん
そして 初登場は
Awesome City Club PORINさん
DJ YANATAKEさんでございます。
お願いいたします。
(拍手)
さあ 千亜妃ちゃん。
私 結構 もう
宇多田さんファンというか
オタクみたいな感じで
もう いまだに ずっと
歌詞とかも読み込んじゃうぐらい
大好きですね。
歌詞とかに
影響受けてますか? とかって
聞かれる事あるんですけど
もう もはや…。
(村上)
へえー! 影響を受けすぎて?
そうなんです そうなんです。
小学5年生の時とかに…
ちょっと 内省的な歌詞とかも
多いじゃないですか。
ちょっと 哲学的な というか。
そういうのを聴いて育ってるんで
なんか 自分の中に もう 糧として
それがあるみたいな感じなので
どこを影響受けてるかって
聞かれるとわかんないんですけど
もう 体の一部みたいな。
(山崎)そんな? へえー!
(佐藤)それでできてます。
(村上)その3つ!
それで… はい。
ないんですよ。
(山崎)ええー!
逆に会えないっていうか
会うのが怖いみたいな?
(佐藤)そうですね。
(横山)だって 今回は…。
(村上)そりゃ そりゃ 当然…。
スタッフの方が チェックとして
渡すかもしれないから 素材を。
(村上)だからか なんか ずっと…。
(佐藤)はい。
さあ PORINちゃん いかがですか?
宇多田さんの存在というのは。
幼少期から… よく テレビにも
出られてたじゃないですか。
(村上)はい 当時はね。
(PORIN)すごい キャラ的には
すごい明るくて面白くて
ポップな方だなと
思ってたんですけど。
初めて楽曲聴いた時は なんか…。
なんか ちょっと
不穏な雰囲気もあるし
なんとも形容しがたい
音楽の世界観を
持ってらっしゃる方だなと思って。
そこから すごい
聴くようになったんですけど…。
(村上)6年の休暇 経てから…。
実は 宇多田ヒカル…。
♬~「花束を君に贈ろう」
そして
およそ6年の休止期間を経て
2016年に活動再開するのだが…。
佐藤と打ち合わせした際も…。
と絶賛する3枚とは?
およそ
8年半ぶりとなった
『Fantme』は
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』
テーマソング
『桜流し』などが
収録され
主に ロンドンで
レコーディング。
世界30以上の国と地域の
チャートにランクインし
全米3位を記録。
♬~「あなたと」
デビュー20周年イヤーに
リリースされた
7枚目のアルバム
『初恋』は
映画主題歌となった
『あなた』
ドラマイメージソングで
表題曲
『初恋』などが
収録されている。
♬~「陽の射す方へと
伸びていくわ」
そして
今年リリースされた
8枚目のアルバム
『BADモード』には
Yaffleが
マイベスト10で1位に選んだ
『One Last Kiss』や…。
いしわたりが
2位に選出した
『PINK BLOOD』などが
収められ
国内外で
高い評価を得ている。
今夜は そんな
活動再開後の3枚のアルバムから
宇多田ヒカル論を展開。
まずは 6枚目のアルバム
『Fantme』から…。
これが ブランクが明けての?
(村上)さあ 改めて
どういったアルバムか
教えていただいていいですか?
復帰後から日本語の美しさ
っていうのを すごく…
響きみたいなのを意識して
書かれてるのかな
っていう部分が
増えてですね。
以前は もっと 英語を
途中 途中で
小気味良く挟んでいったり
みたいな事が多かったと…
『Automatic』とかも
まさに そうだと思うんですけど。
サビとかで 英語が
入ってたりみたいな。
そうではなくて
結構 その…
『花束を君に』とかは
日本語で
書かれてたりとか。
そういう日本語の響きを
すごく大事にしながらも
でも なんか こう
いろんな音楽ジャンルというか
奔放に サウンドを
アプローチしていってるな
っていう印象のある
アルバムかなっていう風に
ちょっと
個人的には思ってますね。
では 日本語の美しさに注目して
お聴きください。
♬~
そして PORINも
日本語の美しさに
注目したのが 3曲目。
(山崎)「いいよね これ」
♬~
YANATAKEは
冒頭の歌詞に注目。
♬~
このあと スタジオで
詳しく解説!
(横山)「背中 押された方
いっぱいおるやろうな」
PORINが注目したのは
終盤の歌詞。
♬~「走った」
(村上)さあ ちょっと
一部ではありますが
振り返って
いただきましたけれども ヤス君。
改めて こうやって聴くと
どんどん どんどん こう
引き込まれる…。
なんなんだろうって
わかんないんですけど。
歌詞を追っ掛けたくもなるし
後ろで鳴ってるサウンドが
ヒーリングっぽく
感じるところもあれば
なんか すごく
鼓動を打ってるように感じる
瞬間もあったりとかで
謎な部分が多いというか。
(村上)ねえ つかみきれないところ
というのがね…。
持っていかれますね やっぱりね。
PORINさんは
2つね 挙げてくださいました。
『花束を君に』 そして
『真夏の通り雨』。
これ どちらも
(PORIN)全部 日本語の歌詞に
なってるんですけど
それが まず衝撃だったのと
あとは 本当に 普遍性のある
美しい日本語を使っていて。
でも それが ちゃんと
新しい表現になっている
っていうのが結構 衝撃的で。
『花束を君に』も
「涙色の花束を君に」って
言ったりするんですよ。
そんなもの ないじゃないですか。
(村上)うん 実際にはね。
そう。 でも すごい…
悲しみみたいなのを
すごい それで
伝わってくるしみたいな
そういう普遍的な
言葉の掛け算
組み合わせが
すごい素晴らしいもので
これって 宇多田さんにしか
できない表現なんじゃないかな
っていうのを すごい感じます。
(山崎)へえー!
(村上)やっぱ このアルバムになって
っていうところは
大きな変化なんですね。
はい。
そして 宇多田ヒカル楽曲の
DJ MIXを手がけ…。
雑誌やネット記事で
宇多田ヒカルの論評を
多数 寄稿してきた
DJ YANATAKEは
宇多田ヒカルの持つ
多様性について注目。
宇多田さんの歌って
もちろん こう 普通に
自分が聴いてたら
恋愛ソングって聴ける曲も
もちろん そうなんですけど
実は 彼女がノンバイナリーである
っていう事を踏まえて聴くと
今まで…
みんなが知ってる名曲が
違う聴こえ方してくるというのが
絶対にあるんですよ。
(YANATAKE)
「女の子に生まれたけど
私の一番似合う色は
この色」って聞いて
別に 女の子 生まれて
青が好きでも
全然 それはそれでいい…
いいんですけど
男の子の 例えば
洋服を選ぶ時でも
おもちゃ売り場 行っても
「男の子は青ね」とか
「女の子はピンクね」。
(村上)「ピンクね」とかね
「白ね」とか。
(YANATAKE)それって 当たり前に
刷り込まれてるものじゃ
ないですか。
でも それって なんでなんだろう
っていう話ですよね。
別に もっと 子どもが
例えば 自分が好きな色を
自由に選べてもいいじゃないか
みたいな。
選択肢としてね。
そうですね。
これからの世界とか社会は 多分
そういう考え方
今 もう なってきてて。
いまいち こう 日本では
なかなか そういうところがね
議論されてないところ
あると思うんですけど
でも こういうの
もう 2006年の作品で
歌詞の中に入ってる。
(山崎)確かに。
お二人の
こういった解釈を踏まえて
いかがですか? このアルバム。
もしかしたら 海外に住む事で
日本の良さが 逆に
身に染みて
わかる事があったりとか
あと 「あなたは何人なの?」とか
なんか そういう会話とかも
もしかしたら あったりして
「日本から来たよ」とか
そういう会話の中で
「じゃあ あなたのアイデンティティーって
日本にあるんだね」とか
「じゃあ 日本って
四季 キレイなんでしょ?」とか
なんか そういう… お寿司とか
そういう話 していく中で
日本の文化って
やっぱ いいなっていう風に
自分のアイデンティティーを
振り返る時間が
この人間活動の期間にあって…。
(横山)確かに。
(佐藤)でも かつ その…
世界で 今… なんだろう
鳴ってる音とかを こう
存分に吸収して できたのが
このアルバムなのかな
っていうのを すごい 今
話を こう いろいろ聞きながら
思いましたね。
なんか そんな気がしますね。
そして この6枚目 活動期間…
人間活動の期間を経て
6枚目からの
次 7枚目『初恋』。
どう読みますか?
このアルバムは ちょっと
私の中では もう
宇多田ヒカルさん史上
最高傑作だと思っておりまして。
(村上)もう いっぱいあると
思いますけど 要素。
宇多田さんって メロディーの
リフレインの心地良さだったり
日本語の響きとか
孤独に寄り添う歌詞だったりとか
たくさん
素敵な部分あるんですけど
なんか
そういうのをひっくるめて
全てが詰まってるなって思った
っていうのがあるんですけど。
前作と比較すると
『Fantme』は
まだ こう 比較的…
なんていうんですかね
外へ向けたエネルギー
みたいなのを感じるんですけど
この『初恋』に関しては
より内的な世界というか。
内面を こう 掘り下げた
作品世界になっているなという
印象が強くてですね。
なんか そういう意味でも
なんか こう
宇多田さんの
こう 肌に触れるみたいな…。
(村上)中に入っていけるという…。
中に入れてくれてるような
感じがして
私は すごく この作品が
グッときてしまうというか。
今まで こう 誰かのためだけに
歌っていたけれども
この『初恋』っていう
アルバムの中から
こう なんか 自分のためにも
今は 歌えているんじゃないかな
って思えるような 親密度というか
そういうのを感じて
私は こう
グッときてしまいましたね。
佐藤千亜妃が最高傑作と語る
7枚目のアルバム『初恋』とは?
佐藤千亜妃が最高傑作と語る
7枚目のアルバム『初恋』とは?
♬~
この曲について
佐藤は…。
(横山)「めちゃくちゃ難しいな
これ 歌うの」
本当に これは もう
「初恋」って言ってますけども
初恋が こんな深いわけ
ないじゃないですか。
『First Love』という曲が
ありますけど…。
(村上)そうなんですよね。
そこあって
このタイトルというのも。
(佐藤)だから 確信犯では
絶対あると思うんですけど
最後の…
連とかも表してるぐらい
恋というか もう
これ 愛じゃないですか。
深いもんね。
(佐藤)そうなんですよ。
小学生とか中学生の頃に
してた初恋が
こんなものでは
なかったなと思うと
これは だから
初恋じゃなくて
最後の恋なんじゃないかなと
私は勝手に思っていてですね。
なんか その…
やっぱり 宇多田ヒカルさんが書く
ラブソングって
もう 究極のロマンチックな
ラブレターだなという風に
思っていて。
これ 歌われちゃったら
もう 本当…。
こんなに好きなんだ
俺の事みたいな。
(村上)「へえー!」
♬~
(古田)「どんだけ
主題歌 歌ってんねん」
(山崎)「あっ いいね」
(大倉)
「『ぼくはくま』的な」
佐藤が注目したのは
この歌詞。
(山崎)「へえー! 本当に
すごいね なんか」
(村上)うわー! さあ
千亜妃ちゃん 「肩を探す」。
ちょっと サラッと聴いてましたわ
いろいろと。
やっぱり
宇多田ヒカルさんの詞って
昔から
孤独とか切なさとか
儚さみたいなのが
根底にあるんですけど…
その部分に すごい魅力を
感じてるんですけど。
なんか 歌詞の中に
生き様の哲学みたいなものを
感じるし。
あと 叙情的な名言が たくさん
こう ちりばめられているのも
特徴かな
という感じなんですけどね。
それで なんか
こう 難しい言葉じゃなくて
普段使いの言葉で
こう 語られてるっていうのも
すごいところだなと
思うんですけど。
例えば こんな感じ
なんですけど。
なんか こう
(村上)はっきりと?
(佐藤)はっきりと
あっ こういう事を 自分は きっと
思っていたんだとかっていう
答え合わせをさせてくれるような
感じがして。
「自分の靴しか履けない」
「それで歩けるんだからいい」って
確かに! みたいな。
ちょっと慰められるというか
なんか いろんな
こう 決められた枠に収まろうと
すごい 無理に頑張ってる
自分がいたけど
でも
自分のお気に入りの靴が履けて
それで歩けたら
いいじゃんっていう
肯定感みたいなものが 自分には
すごく救いだったりとか。
あと 落ち込んだ時に
寄り添ってくれる感じだったり
っていう そういう…。
リスナーの人にとっては
なんか こう 救いじゃないけど
孤独に寄り添うとか
そういう側面もある
アーティストだなっていうのを
すごい思いますね。
言葉の説得力がすごいなと。
さあ では この『初恋』 7枚目
YANATAKEさんは?
ちょっと ジャケットとかも
おっと思うポイントが
あったりして。
(村上)なんですか?
彼女 すごく 顔のね アップの写真
すごく多いと思うんですけど
結構 あんまり 化粧っぽくない
ジャケットだと思うんですけど。
もっと ありのままの自分を
見せていこうよっていうのが
さっきのノンバイナリーの話にも
つながってくるし。
特に やっぱり
ロンドンとかにも住まれてるし
まあ 宇多田さんぐらいになると
いろんな世界中の情勢とか
こういう状況見てると思うんで。
例えば 最近だと
人の体形の事とか
いろいろ言うんじゃなくて
その人の個性でいいじゃん
それは。
だから
すごい大きいブランドとかも
すごい大きいサイズの洋服とかも
今 当たり前のように
出すようになってきてたりとか。
…っていう事さえも
なんか もう ジャケットでも
表現してるのかなみたいな。
(村上)はあー!
歌だけではなくてね。
(YANATAKE)なんか こう
今 彼女 どんどん
解放されてる感じがします。
本当 そう…!
それ 見てて
感じるものがあるんだ?
(一同 笑い)
(丸山)ご本人みたいになってたよ。
「そうです!」。
(村上)代弁者みたいになってる…。
(山崎)入ってるからね 中に。
(佐藤)本当にそうなんですよ。
なんか 『Fantme』が
例えば なんだろう?
ちょっと ワンピースを着た
感じだったとしたら…。
(村上)ピン ぼやかしてる…。
私の頭の中の話なんですけど。
(山崎)頭の中の話ね。
『Fantme』は
ワンピースを着た
宇多田さんがいるんですけど
『初恋』では なんか
さらりと白シャツ1枚
みたいなイメージがあって。
(村上)より洗練…
シンプルになった?
(佐藤)そうなんです。
で まあ その先は
また ちょっと
このあと 『BADモード』に
続くんですけど。
なんか どんどん…
素になっていってる
っていう印象が
すごいありますね。
そして
DJ YANATAKEいわく
宇多田ヒカルの
すごさを語るうえで
欠かす事ができない
というのが…。
(YANATAKE)はい。
あの… なかなかね
こう 普段 音楽聴いてると
パッと こう 主旋で…
メインで歌ってるボーカルをね
まあ 当たり前に
聴くじゃないですか。
なんですけど 実は
なんなら 本当に薄く
ちょっとしか
聴こえてないところにまで
ものすごい
こだわりがある人なんですよね。
歌がうまい人のイメージって
めちゃくちゃ こう 声量で
張り上げてみたいなのが
歌がうまい。
もちろん 宇多田さん
歌 お上手なんですけど…。
じゃあ なんで 宇多田ヒカル
歌がうまいのかって
僕が思うのは
コーラスのアイデアとか
作り方とかも
全部 ご自身の声で
やってるんですけど
そこのアイデアが
すごいんですよね。
それに気が付くと また全然
宇多田ヒカルの音楽の…。
(山崎)なんですか? それ。
(丸山)教えてほしい。
そこで
オリジナル音源と
カラオケ音源で…。
まずは
『SAKURAドロップス』の
オリジナル音源から。
そして 宇多田のコーラスがのった
カラオケ音源。
♬~
♬~(コーラス)
(山崎)「こんな 息 入ってたの?」
「えっ!」
続いて 『Letters』の
オリジナル音源。
(村上)「ああー おる おる」
そして 宇多田のコーラスがのった
カラオケ音源。
♬~「君に“おかえり”を」
♬~「ああ この世界の」
♬~「私も 送り続けるよ」
♬~「夢の中でも 電話越しでも」
(横山)「めちゃくちゃ
いろいろやってる」
♬~(コーラス)
(横山)「うわー!」
♬~「ああ 言葉交わす」
♬~「ああ 今度急に」
♬~「時は 何もいらないよ」
(拍手)
(山崎)へえー!
音数は少ないのに
すごく複雑な事をやってるから
ものすごく深いんだよね なんか。
(横山)深みがあるって事ですよね。
エモーショナルな気持ちに
なるとかの秘密とかも
こういうとこにあるような気は
するんですよね。
やっぱ 最初の
『SAKURAドロップス』も
ブレス… 息。
「ハッ ハッ」みたいなのとかって
アイデアとして
なかなか思い付かないと
思うんですよね。
さあ PORINちゃんは
いかがですか?
私たちも めちゃくちゃ コーラス
こだわってる方なんですけど
ここまでは やっぱり
やれないし
なんか シンセで 表現
できちゃうじゃないですか 今。
ああいうメロディーとか
バッキングとかって。
それを宇多田さんの あの
やっぱ 歌力がある方なので
それを
歌で表現できるっていうのが
まず テクニックとして
すごいですし。
まあ やっぱり ブレスの使い方が
本当に秀逸だなって思っていて。
なんか サビ前のブレークで
ブレスだけになったり
するんですけど。
なんか 地声に対して
ブレスを重ねるみたいなのは
レイヤードとして
よくやるんですけど
そうじゃない ブレスだけで
それを表現してるのが
すごい斬新だなって
思ったりしますね。
その部分がこちら。
♬~「約束した」
(ブレス)
♬~「花束を君に」
そして 今回
長年 宇多田ヒカルの
レコーディングに携わる
小森雅仁さんに
直接 質問を。
さあ まずは 千亜妃ちゃんの
質問から ご覧いただきましょう。
(山崎)リアルな質問。
(村上)…という事で
これ 千亜妃ちゃん
相当 気になったんですね?
気になりますね。
テイク数も気になりますね。
なんか 40個 重ねてるとかって
聞いた事もあって。
本当かな? みたいな。
(村上)あら!
その辺り 伺えるんでしょうか?
まいりましょう。
小森さんの回答はこちらです。
すごい。
さあ という答えでしたけれども。
(佐藤)すごいですね。
やっぱり 同じ声…
同じメロディーでも
重ねると ダブルとか
トリプルっていって…。
響きが変わってくるんですよね。
(村上)全く 自分では同じように
歌ってるつもりでもね。
どうしても変わってきますしね。
(佐藤)そう。 生々しさが減って
より平均的になってくると
思うんですけど
多分 そういう事を
やられてるのかなと思いますね。
よりサウンドになじませるために
やってるのかなっていう。
(村上)まあ まあ
曲によりけりでしょうけど
どこに狙いを
定めていってんねやろうね。
さあ それでは 続いて
PORINちゃんの質問
見てみましょう こちら。
(山崎)さすがですね。
(村上)これ 気になりましたか?
ねえ。 あの…。
(山崎)そういうのも?
(村上)ご自身では 歌詞…
大変な事とかもあるんですか?
こういう 追い込まれる事も…?
そうですね。 まあ 当日まで
書き終えてない事は多々あります。
(古田)多々ある?
(PORIN)多々あります。
それで当日 出るのがすごいわ。
(村上)なあ それはそれでね。
(PORIN)ディレクションとかって
自分で全部やられてるのか…。
私 もう 1人で歌ってると
何がなんだか
わからなくなったりするので…。
宇多田さんは
どうしてるのかなっていうのが
すごい気になりました。
(村上)わかりました。
こちらも小森さんに
お答えいただきました。
回答はこちらです。
ふーん…。
(村上)…ですって PORINちゃん。
(PORIN)すごい!
(村上)かなり詳しいところまで
マイクも教えていただきましたよ。
ELA Mは
確かに すごいメジャーな
すごい いいマイクで
その下のマイク
知らなかったですね。
(山崎)へえー。
マイクの部分は 皆さん…。
マイクの話は。
(大倉)きてないです。
(村上)きてないですよ これは…。
(山崎)よかった よかった…。
PORINちゃんも
知らないマイクあったんですか?
その下のマイクは
使った事ないですね。
(村上)千亜妃ちゃんも これは…?
(佐藤)知らなかった 私も…。
TELEFUNKENしか
わからなかったです。
あっ じゃあ
使ってみようみたいな… ねえ。
気になります。
さあ そういった回答も
いただきながら
最新アルバム
8枚目『BADモード』。
『BADモード』って
なんか 前作があって
その先に進んだ印象が
あってですね。
なんか その 日本語の美しさとか
日本語の響きみたいなのを
先ほどの作品までは
結構 語らせていただいたと
思うんですけど
(佐藤)なので なんか
『Fantme』が
ワンピース着てたとしたら
『初恋』が
白いシャツをさらりと着てる
イメージって言った…。
『BADモード』は
私の中でパジャマだと思ってて
着慣れたパジャマを着てる印象が
あるんですけども
このまま そうなんですよ。
(山崎)へえー!
(佐藤)これ なんで
そう思ったのかなと思ったのが
1曲目の『BADモード』の
曲だったと思うんですけど
なんか 友人と…
ミュージシャン仲間と
ミュージシャンが持ってる
機材部屋みたいな所に行って
一緒に音を えい! って
シンセとか鳴らしながら
この音 格好いいじゃんとかやって
ワイワイやりながら
アレンジを進めていった
曲ですみたいな
エピソードがあって。
なんか その
リラクシーな空気みたいなのが
なんか いろんな音楽に
チャレンジしつつも
その根底に ずっと
素の宇多田さんというか
やりたくてやってるよっていう
リラックスしたムードが
流れていて
なんか より また こう
自分のアイデンティティーを
どんどんわかっていってるのかな
みたいな感じがする作品だなと
個人的には思いました。
宇多田ヒカルの素が
垣間見えるという
最新アルバムがこちら。
♬~
(ため息)
♬~
更に PORINは
(山崎)「出た!
『エヴァ』といえばよ」
(村上)「すごいな」
♬~
(大倉)「格好いい」
この曲について
YANATAKEは…。
(横山)「格好いいな」
♬~
(拍手)
(山崎)へえー!
PORINちゃん
音のとこに関しては 隙間…?
『BADモード』とかは
本当にすごくて…。
なんか J-POPって
割と音数が多くて
すごい音圧があるから
飽和状態になっちゃって
グチャッみたいな
聴こえ方するんですよ。
で 歌だけ大きいみたいな。
それが全くなくて
全部の音が主役で
分離して聴こえてくるし。
やっぱ 宇多田さんの歌も
すごい楽器に近いというか
パーカッシブな歌い方を
されてるので
それがすごい
この曲は表現されているし
ミックスって すごい方なんだな…
ミックスされた方が
すごいんだろうなとも思うし
みたいな。
なんか 聴いてると
後半とか どんどん こう
ホーンセクションとかが
こう 足されていって
立体的に聴こえてくる時に
うわっ! と思いますよ。
7枚目が
最高傑作だと思っていたら
8枚目で こういったアプローチ。
このままいくと
宇多田ヒカルさんは なんか
自然になっちゃうんじゃないかな
って最近考えてて。
(村上)同化していってね もう。
(山崎)地球になっちゃう?
海の青さとか 風の気持ち良さとか
朝日の美しさとかって
もう なんか
ただ そこにあるだけで
私たちを感動させてくれる
ものじゃないですか。
なんか それぐらいの説得力が
生まれ始めてしまっていると
思っていて。
宇多田さんがそこにいて
宇多田さんが思った言葉を
歌うだけで なんか もう
感動してしまうんじゃないかな
っていう風に思うので
宇多田さんは
自然になるかもしれないですね。
(山崎)あっ もう…。
雄大な…。
海 太陽 宇多田さんみたいな…。
(佐藤)…みたいな そうですね。
最初は米とか言ってたんですけど。
(山崎)米とか言ってたけどね。
さあ PORINちゃんは
改めて いかがでしょう?
ミュージシャンになってから
ピュアな気持ちで
音楽を楽しむ機会が
すごい減っちゃって。
(山崎)ああー!
(PORIN)勉強しなきゃみたいな…
勉強になるから
どうにか
吸収しようみたいな感じで
聴くように
なっちゃったんですけど
本当にピュアな気持ちで…。
…ような
カリスマ的な存在なので
今後の作品 すごい楽しみですし
なんか どんどん新しい世界を
見せてくださるんじゃないかなと
期待してます。
うん。 さあ 古田さん
改めて 今日は
1時間 宇多田さんの音楽
どっぷり聴いていただきました。
単純にファンだから
楽しかったですし
皆さんが思ってるような事も
わかる。 だから
どんどん成長していってるわけよ
進化。
あのレベルなのにっていうね。
デビューしてから
どんどん進化しているのに
本人自体は どんどん
ナチュラルになってるような。
(村上)不思議な… ねえ 反比例。
だから 俺なんか ほら
人間ドック行く前に酒飲むやん。
(山崎)いやいや いやいや
「酒飲むやん」って言われてもね。
そういう事でいいんやと思う。
(村上)ナチュラルなね…。
全然わからない。
(高橋)へえー!
♬~(ピアノ)
宇多田さんにしかできない
表現なんじゃないかなって…。
そして 今週も
TELASA TVerで配信。
めちゃめちゃ
不思議じゃないですか?
次週は清塚持ち込み企画。
プロでもわからない音楽の不思議。
♬~(ピアノ)
説明できないが 素敵な音が満載。
でも…。
全然わからない。
(高橋)へえー!
実は 誰もが持ってる
音楽的感性に気付く1時間。
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