ロシアによるウクライナ侵攻に対し、欧米などによる経済制裁が進められています。そんな中、マクドナルドとスターバックスは、ロシアでの店舗営業などを一時取りやめることを発表しました。
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ついに世界的飲食チェーンも、ロシアでの事業停止に乗り出しました。
マクドナルドCEO
「ウクライナでの不必要な人的被害を無視するわけにはいかない」
スターバックスCEO
「ロシアによる恐ろしい攻撃を強く非難し、スターバックスの商品出荷を含めて、ロシアでの全てのビジネスを停止する」
マクドナルド、スターバックスともに、ロシアでの店舗営業などを、一時取りやめることを発表しました。
さらに、コカ・コーラやペプシコーラなども、ロシアでの販売が停止されます。
首都モスクワでは、有名チェーンが営業を休止していました。
モスクワ在住の日本人
「(チェーンの)ZARAとかIKEAとアップルですね。もうシャッターが閉まっていてあいていない状態」
首都モスクワ在住の日本人に話を聞くと――
モスクワ在住の日本人
「危険な目とかに(遭うこと)も本当にないので、隣の国でそういうこと(戦闘)が起こっている実感はほとんどないですね」
街の様子は――
モスクワ在住の日本人
「(いつもと)全然変わらないです」
スーパーにもいつも通り品物が並んでいました。
モスクワ在住の日本人
「いま買い物していて、すごく高くなったものは今のところないです」
爆撃音が響くウクライナとは対照的に、通常の生活が送れているというロシア。
ただ、日本に帰る飛行機代が高騰するなどしていて不安を感じているといいます。
モスクワ在住の日本人
「一番は閉じ込められて、帰りたい時に帰れないのが一番怖い」
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日本国内でも不安が広がっています。
東京・新木場にある東京木材市場では、在庫が通常時の6割ほどだということで、さらにロシア産の在庫の減少も心配されています。
ロシア産の木材は、住宅建設などに欠かせないといいます。
東京木材市場問屋組合 土橋善八理事長
「屋内・天井とか壁とかいろいろ。大量に国内では使われているので、入荷しないとなると大変なことになると思います」
今後、十分な量が輸入できなくなる可能性もあると、買いだめの動きも出ているといいます。
土橋理事長
「材木屋さんの大手は、材木を少し買いに入っておりますので」
今後、住宅の価格上昇にもつながる可能性があるということです。
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東京・銀座で、ロシアの食品などを主に販売している「赤の広場」では先週、心配な出来事がありました。
赤の広場 ミヤベ ヴィクトリア代表
「外で音がドンと鳴って看板が落ちた。ぶつけた自転車の人も逃げてしまったんですね」
真っ二つに割れた看板。壊した人物はそのまま逃げてしまったといいます。
ヴィクトリア代表
「私はわざとじゃないと考えたいんですけど、心配事ばっかり今あるんですね」
実は、ヴィクトリア代表はウクライナ出身。
ヴィクトリア代表
「(ウクライナの)マリウポリに、ちょうど今日で一週間連絡つかないお姉さんがいるので、毎日連絡しているんですけども、返事がこないから」
現地の姉と連絡が取れず、つらい思いをしている中での今回の事件。店には、事件を知った日本人からメッセージや花、新しい看板も届いたといいます。
ヴィクトリア代表
「本当に感謝の気持ちでいっぱいですね。日本とロシア(ウクライナなど)旧ソ連の架け橋になれば一番の希望ですね」
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国内ではウクライナを支援する動きがありました。
カップヌードルを生産する日清食品グループは、避難している人たちに欧州向けのカップ麺10万食を提供すると発表。
また日本医師会は、ウクライナの医師会に対し、支援のため1億円の寄付を送ったということです。
(2022年3月9日放送「news every.」より)
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