ロシアとウクライナの停戦に向けた3回目の交渉が、7日に行われたが、具体的な進展はなかった。
3回目の停戦交渉は、およそ3時間にわたり行われた。
ウクライナ側は、「市民の脱出ルートの運用面でやや進展はあったものの、それ以外の停戦などの問題は議論を継続する」と発表。
ロシア側は、「前回の交渉事項の合意文書を用意していたが、ウクライナ側は持ち帰り、署名には至らなかった」としている。
また、「次回が最終結論にいたるという幻想は、いだかない方がいい」として、難しい交渉だったことをにじませた。
近く、ベラルーシで、4回目の交渉が行われる見通し。
一方、トルコのチャブシオール外相は7日、ロシアのラブロフ外相、ウクライナのクレバ外相と10日に3者会談を行うと表明した。
実現すれば、軍事侵攻が始まって以降、ロシアとウクライナの外相が向き合う初めての会談になる。
首都キエフからおよそ20kmのイルピンでは、7日も歩いて避難する人の姿が見られた。
避難している人「女性と13歳の子どもが死んだ。全ての家が砲撃された。大量虐殺だ」
EU(ヨーロッパ連合)のボレル上級代表は7日、「もし無差別にロシアが都市を爆撃し続ければ、戦争から逃れようとする人たちは500万人にのぼるだろう」と述べ、「受け入れる準備をしなければならない」と危機感を示した。
一方、アメリカ国防総省の高官は、「ウクライナ国境周辺に集結していたロシア部隊のほぼ100%が、ウクライナ国内の戦闘に投入された」との分析結果を明らかにした。
また、「ロシア軍は兵員の不足分を補うために、シリア軍の協力を求めているとの情報を得ている」と明かしたうえで、「ウクライナ軍の激しい抵抗が続いている」と強調した。
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