選挙は不正だった!?ベラルーシで26年間君臨する「欧州最後の独裁者」が窮地 プーチン大統領の影も…(2020年8月28日)

“ヨーロッパ最後の独裁国家”と言われるベラルーシ。
8月9日に行われた大統領選挙で、1994年から現職のルカシェンコ大統領が得票率80%で6回目の当選を果たしました。
しかしこの結果に対し反政権派の候補者、チハノフスカヤ氏が「多くの不正があった」異論を唱えています。
支持が急拡大していたのにもかかわらず、今回の選挙での得票率はわずか10%に終わったためです。
選挙結果に対し多くの国民も猛反発。
抗議デモが行われ、治安部隊と衝突し死者が出る事態にまで発展しています。
国際社会からの批判も高まり、窮地に追い込まれたルカシェンコ大統領はロシアのプーチン大統領に支援を要請。
プーチン大統領は両国の同盟関係や、集団安全保障条約などに基づいて「必要な支援」を行う用意があると表明。
「現時点で投入の必要はない」としているものの情勢の悪化に備えて治安要員の予備隊を結成したと明らかにしました。
これに対しEUは「ベラルーシの将来を決めるのはベラルーシの国民でなければならず、(EU本部がある)ブリュッセルでもモスクワでもない」とロシアを牽制。
選挙の結果を「捏造」だと批判し、関与したベラルーシの当局者に制裁を科す方針です。
ベラルーシ情勢は国内のみならず、EU対ロシアの関係も予断を許さない状況が続いています。

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