ウクライナでは、ロシアの侵攻に備えた準備が進められています。首都キエフに5000近くあるとされる防空壕のひとつを取材しました。山田記者のリポートです。
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キエフにある集合住宅の一角。市の担当者の案内で向かったのは、冷戦時代につくられた防空壕です。暗い階段の先にあったのは大きな鉄の扉。厚さは20センチほどで、非常に重く、2重になっています。核攻撃にも耐えられる設計だといいます。
ロシアが侵攻してきた場合、キエフ市では、この防空壕を活用する考えです。
キエフ市の担当者「電力を喪失しても、手動で外の空気を部屋に送ることができます」
収容人数は最大320人で、この場所に避難させる人はすでに決めてあるといいます。
キエフ市の担当者「キエフ市の社会インフラを支える職員がここに避難することになります」
緊張緩和の兆しが見えない中、“最悪の事態”への備えが進められています。
(2022年2月1日放送)
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