緊張が続くウクライナ情勢を巡り、ロシアはNATO=北大西洋条約機構を拡大させないという要求について、一歩も引かない構えです。
プーチン大統領は、NATOの東方不拡大というロシア側の要求を拒否した西側の対応を厳しく批判しました。
ロシア、プーチン大統領:「(西側は)我々の根本的な懸念を無視している」
アメリカとロシアの交渉が行き詰まるなか、NATO内で新たな問題が持ち上がっています。
NATO諸国がプーチン大統領と個別に交渉を始めてしまっているんです。
親ロシア派のハンガリーのオルバン首相は、プーチン大統領とクレムリンで直接会談を行い、天然ガスの輸入を増やす方針を確認しました。
一方、フランスのマクロン大統領は、これまでに2回プーチン氏と電話で会談したほか、イギリスのジョンソン首相とも2日に電話会談をする予定です。
この展開は、プーチン大統領の思惑通りとみられ、ロシアは軍事的な圧力をさらに強めてNATOを容赦なく揺さぶっています。
ウクライナを巡る情勢は、NATO分断の危機という新たな局面を迎えています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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