3回目接種 想定の「わずか20%」岸田総理“焦り”東京1万4086人 緊急事態宣言は?(2022年1月26日)

 東京で1万4086人、大阪では9813人といずれも過去最多の感染者数が判明しています。一方で3回目のワクチン接種が想定のわずか20%にとどまっていることが分かりました。

 思うように進んでいないようです。

 岸田総理大臣:「3回目接種は極めて重要であり・・・」

 新型コロナワクチン、3回目の追加接種です。

 政府は接種間隔を前倒しするなどスピードアップを図り、今月末までにおよそ1470万人に打つ目標を立てているものの、26日までの接種実績はおよそ289万回。20%ほどにとどまっています。

 国民全体での接種率でいうと、2.3%です。

 立憲民主党・江田憲司議員:「オミクロンのピークは来週、再来週来るんですよ。しゃかりきに打っても間に合わないですよ」

 岸田総理大臣:「1回目、2回目のタイミングは各国と比べて遅れてしまった。そのために間隔を空けて行わなければならない。3回目の接種について今年の1月、2月がピークを迎える、ワクチン接種が本格化する、こういったタイミングになってしまった」

 岸田総理も焦りを感じているようです。

 政府関係者:「『もっと加速できないのか』というふうにおっしゃっていて、『何だきのうから1万回しか増えていないじゃないか』って」

 岸田総理大臣:「余力のある自治体には、できるだけ前倒しをお願いするという方針をお伝えしてあります」

 追加接種が進まないなか、26日も各地で過去最多の感染者が確認されています。

 北海道では初の2000人超え、2091人の感染が確認されました。

 北海道は27日からまん延防止等重点措置期間に入ります。

 同じくまん延防止措置が始まる大阪府でも最多の9813人、兵庫県もやはり最多4303人の感染が確認されました。

 東京都では1万4086人。2日連続の1万人超えです。病床使用率は26日時点で42.8%。1週間前の25.9%から大きく上昇しています。

 東京都・小池百合子知事:「(病床使用率)50%の段階で、緊急事態宣言の発出について要請を検討します」

 これに対して新型コロナ担当の山際大臣は。

 山際新型コロナ担当大臣:「『国として東京都に対し、緊急事態措置を先手を打って考えているか』という質問には、考えていません。一概に50%というので、紋切り調に何かやるということではなく、かなり密にコミュニケーションを取らせて頂いて相談しながら、どうするかを決めていくということになると思います」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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