『国安法』で“弾圧”本格化・・・香港「民主派」危機感(20/08/11)

香港警察は10日、民主活動家の周庭さん(23)や中国に批判的な新聞『リンゴ日報』の創業者・黎智英さんら6人を国家安全維持法違反の疑いで逮捕しました。中国共産党の機関紙『人民日報』は「周庭は日本に膝を屈した反中政治屋だ。外国勢力という黒い手を借りて、香港の将来をコントロールしようと企んでいる」と報じています。周さんは、これまで日本語も駆使しながら香港の惨状を訴えてきました。ただ、国安法の施行後、デモ参加者の逮捕などが相次いだため、活動や発言には慎重でした。周さんは5日に「これからどういう結果が出るのはわからないが、もちろん収監という可能性もある。でも、そういう恐怖感に負けずに、引き続き自分の信念、私たちが信じている自由と民主主義のために戦っていくことがとても大事だと思う」と訴えていました。

10日の一斉検挙により、国安法による弾圧は、今後、活動家やメディア関係者に、さらに強まっていくことが予想されます。周さんと共に民主化運動をしてきた仲間の黄之鋒さんは「周さんが保釈される見込みは極めて低く、中国の秘密の裁判所や収容所に送られる可能性が高い。今、香港は最も切迫した状況。これが逮捕前の最後の動画にならないことを祈る」という声明を発表しました。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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