首都高速でポルシェに追突され、夫婦2人が死亡した事故。
容疑者の弟が、複雑な胸の内を語った。

夫婦の命を一瞬にして奪った、まさかの事故。

2日午前8時すぎ、首都高速道路・湾岸線の東扇島インターチェンジ付近で起きた。

会社役員・彦田嘉之容疑者(50)の運転する車が、前を走っていた黒いワゴン車に追突。

ワゴン車に乗っていた内山仁さん、美由紀さん夫婦が、車外に投げ出されるなどして死亡した。

前方が大きく破損した真っ赤な車、高級外国車のポルシェ。

横に止まるワゴン車は、車体の後部が大きくひしゃげ、原形をとどめていない。

その運転席をのぞき込むようにしているオレンジ色の服の男が、彦田容疑者。

過失運転致死の疑いで、3日朝に送検された。

事故のおよそ30分後に撮影された動画には、懸命に心臓マッサージを行う救急隊員の姿が。

事故直後の様子を目撃した人は…。

事故直後を目撃した人「みんな徐行している。車の部品が(道路に)散乱しちゃってて、たぶん女性だったと思うが、放り投げられていて、タオルを頭からかけられた状態で横たわっていた」

その時、彦田容疑者は…。

事故直後を目撃した人「窓に近寄って何か言ってて、その時は(追突された方の)運転手さんは動いていた。(彦田容疑者は)落ち着いてというか、普通に話していたと思う。後ろで人が横たわって、タオルかかっているのにすごいなと思った」

事故直後も落ち着いた様子に見えたという彦田容疑者。

警察の調べに対し、「時速100km以上を出したことは間違いない。出し過ぎちゃった」と供述しているという。

今回の死亡事故を受けて、容疑者の親族が苦しい胸の内を明らかにした。

容疑者の弟「兄は週末、ポルシェに乗り、スポーツカーが集まる大黒ふ頭に行っていたので、きのうもそこへ向かっていたのだと思います。普段から気が荒い性格ではなく、安全運転するほうでした」

彦田容疑者は、親族とともにガソリンスタンドの経営に携わり、普段はポルシェではなく、国産の車に乗っていたという。

彦田容疑者が事故当時に乗っていたポルシェは、レーシングカー並みの加速力を誇り、本体価格だけでおよそ3,650万円。

その後の調べで、追突前のブレーキ痕がなかったことなどから、警察は、内山さんの車を追い越そうとして追突したとみて調べている。

(2020/08/04)

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