先日、韓国の検索ランキングで「文在寅(ムン・ジェイン)を罷免(ひめん)する」というワードがトップになりました。慰安婦土下座像の公開を含め、実は8月に岐路を迎える日韓関係について考えます。
「文在寅を罷免する」。29日、韓国でリアルタイム検索ワードランキング1位になったこの言葉。
日本では「検察庁法改正案に抗議します」がツイッターで拡散されましたが、今、韓国では何が起こっているのでしょうか。実はこれ、オンラインデモ。ネットユーザーらが決められた時間に一斉に同じワードを検索してランクインさせるという手法。しかし、なぜ文大統領を罷免させるという言葉がネット上で踊ったのか・・・。
思い起こせばコロナ禍で世界が苦境に陥っていた5月。感染症対策が評価され、文大統領の支持率は一時、71%まで上がっていました。しかし、コロナショックで経済の低迷が懸念されているにもかかわらず、韓国の不動産価格の上昇基調は続き、貧富の差が拡大。国民の不満を高めることになったのです。そして、支持率は44%まで下落しました。
そんななか懸念されるのが日韓関係。実は、8月が岐路になるといわれています。2018年、元徴用工らが日本企業に賠償請求した裁判。日本側は日韓基本条約等に違反しているとして支払いを拒否しましたが、韓国側による日本企業の資産現金化が来月4日にも始まろうとしています。また、GSOMIA(日韓軍事情報包括保護協定)についても破棄か、継続か、韓国側の判断が揺れに揺れた末、1年間の自動延長がされましたが、破棄を通告できる期限が近付いています。
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