子宮頸がんHPVワクチン『キャッチアップ接種』期限あと1年 一時ストップも…その後の検証「ワクチンの有効性が副反応リスクを大きく上回る」(2024年4月9日)

子宮頸がんの予防について正しく理解してもらおうとイベントが開かれました。

 (前田春香アナウンサー)「きょうは4月9日、子宮の日です。JR高槻駅前では子宮頸がんの検診や、ワクチンの重要性が呼びかけられています」

 厚労省の調べでは、子宮頸がんは年間約1万1000人以上の女性がり患していて、毎年約2900人が亡くなっています。子宮頸がんの予防には、HPVワクチン接種が有効とされていて、小学6年生から高校1年生の女性は無料で定期接種を受けることができます。

 ところが一時期、安全性について不安が広がったため、国は接種の呼びかけを中止。約9年間中断していましたが、その後の検証で「ワクチンの有効性が副反応のリスクを大きく上回る」として定期接種が再開されました。

 そのため国は2年前から「キャッチアップ接種」として呼びかけの中断で接種の機会を失った女性を対象に、無料でワクチンが打てるようにしています。

 こちらの女性は自治体からの通知で接種しました。

 「(ワクチンの)副反応より、がんになるリスクの方が高いかなと思って。それならば打っておこうかなと」
 「高3の冬とかに打っておこうかなと思ったんですけど、その時は自費で3万円とかのときだったので諦めていたんですけど、封筒が届いて無料なんで打とうかなって思いました」

 キャッチアップ接種の期限は1年を切っていますが、ワクチンを“なんとなく怖いもの”と思っている人は多いようです。

 (しものクリニック 内科・小児科 下野卓爾医師)「キャッチアップの接種率はおそらく3割を切るような状態ですね。(Q不安を持つ方は多い?)むしろうちに来られる方は不安を乗り越えられた方、もしくはたまたま来た機会に『不安なんですけど』と相談の方なんですけど、多くの不安が強い方は来られていないと思います」

 イベントの主催者はワクチンだけでなく子宮頸がんそのものへの理解も深めてもらえればと話しています。

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