鹿児島中央警察署の警察官が３月、麻薬特例法違反の疑いで宮崎県警に逮捕されたことについて、鹿児島県警の野川明輝本部長は２９日の定例会見で、謝罪ではなく「誠に遺憾」とコメントしました。
鹿児島県警察本部・野川明輝本部長
「法を守るべき警察官が逮捕されたことは誠に遺憾。（大麻が）採用間もない警察官にまで影響が及んでいたことに、言葉もない」
野川本部長は３月、鹿児島中央警察署の警察官が逮捕されたことについてこのように述べました。
逮捕された鹿児島中央警察署地域課の巡査・吉松紘大容疑者（２４）は２０２２年８月、宮崎県で知人から大麻のようなものを有償で譲り受けた疑いが持たれています。
吉松容疑者は事件当時は警察学校に在学中だったということです。
県警は吉松容疑者の採用前の周辺調査について「法律にのっとり必要な調査は行った」としています。
また、事件を受けて県警では全職員約３０００人にあてて緊急通達を出したほか、今後、吉松容疑者の処分を含めた調査を行い再発防止策を検討するということです。
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