「他人事じゃない…」姶良市認可保育園の乳児死亡事故から1年 再発防止に向け一斉指導

姶良市の認可保育園で生後6か月の女の子がりんごを食べたあと容体が急変し亡くなった事故から1年が経ちました。事故を防ぐための取組みが続いています。姶良市で保育園や幼稚園などを対象にした一斉の指導が行われました。

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https://news.ntv.co.jp/n/kyt/category/society/kyab8984dafbdc4f2a819045d480ff0993

姶良市で行われた集団指導は市内の認可保育園だけでなく認可外の保育園や幼稚園など子供を預かるすべての施設に呼びかけられ行われました。

(姶良市・宮田昭二副市長)
「安全対策の強化と保育の質の向上に向けさらなる取り組みに繋げて欲しいと思う」

まず、去年起きた事故について検証委員会がまとめた報告書の内容が共有されました。

(亡くなった乳児の父親)
「桜を一緒に見に行ったのが最後だったような気がする。思い出される」

 痛ましい事故が起きたのは1年前の桜の季節。去年4月、姶良市の認可保育園で生後6か月の女の子がすりおろしたりんごを食べた後、仰向けで寝かせられた際体調が急変しおよそ1か月後に死亡しました。検証委員会は、報告書を市に提出し直前に食べたりんごについて「窒息の原因となった可能性が高い」としました。

 事故から1年以上が経過し、姶良市保育園を対象にした一斉の指導を行いました。検証委員会が作った食事を与える時のチェックシートを定期的に活用するよう呼びかけました。誤って物を詰まらせた時の対処方法や乳児の心肺蘇生法も映像で確認しました。

(参加者)
「全然他人事じゃなくて、たまたま他の園だったというだけで。どこで起きてもおかしくない内容。怖かったし今も怖い」

(参加者)
「チェックシートを利用して保護者の意見も聞きながら保育士と調理場と連携を取りながら。事故が起こらないように頑張っていきたい」

姶良市は今年度中に離乳食を提供する際の具体的な方法などをまとめたガイドラインを作成する方針です。

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