ガザ南部ラファから60万人が退避 イスラエル国防相「部隊の追加投入」を表明(2024年5月17日)

国連人権高等弁務官事務所は16日、イスラエルが地上作戦を進めるパレスチナ自治区のガザ南部ラファから、市民60万人以上が退避したと発表しました。イスラエル軍が作戦を開始した6日の時点で、ラファにはおよそ120万人が避難していて、退避した60万人のうち大半は軍が指定したラファ北方の地域に向かったとみられます。イスラエルのガラント国防相が部隊の追加投入を表明し、作戦の拡大が懸念される中、アメリカのオースティン国防長官は16日、ガラント国防相と電話で会談し、軍事作戦を行う場合は民間人の安全を確保するよう強調しました。
ネタニヤフ首相「ラファでの作戦は非常に重要だ」
イスラエルのネタニヤフ首相は16日、「ラファでの戦いは多くの物事を決定付ける戦闘になる」と訴え、地上作戦によるハマス壊滅への決意を改めて示しました。

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