アフリカ北東部のスーダンで、実権を握っている軍と準軍事組織が衝突し、これまでに56人が死亡しました。
スーダンの首都ハルツームで撮影された映像。黒煙が上がる中、上空を軍用機が飛行しています。街中では銃声が聞こえ、人々が走って逃げています。
スーダンでは15日、国軍と準軍事組織「RSF=迅速支援部隊」の間で激しい戦闘が行われました。
ロイター通信によりますと、現地の医師会はこれまでに56人が死亡、595人がけがをしたとしています。
RSFはハルツームの空港や大統領府を制圧したと主張しましたが、軍はこれを否定。また、RSFは北部の空軍基地も制圧したとする映像も公開していますが、情報が錯そうしています。
スーダンでは2019年、30年に及び独裁政治を続けたバシール政権がクーデターで崩壊。その後、実権を掌握した軍が民政移管に向けた協議を民主化勢力と続けていました。
RSFは、2003年に始まったスーダンのダルフール紛争で、バシール政権の支援を受け住民を虐殺したアラブ系の民兵組織が母体となっています。
バシール大統領の失脚後も、RSFのリーダーのひとりが軍が主導する統治機構のナンバー2に就任するなど影響力を保っていましたが、RSFの軍への統合などをめぐり両者が対立し、緊張が高まっていました。
今回の衝突を受け、軍はRSFを反政府勢力と宣言、交渉を一切拒否する姿勢を示していて、衝突の激化が懸念されます。
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