カスハラ防止条例が制定されれば全国初です。
客の立場をいいことに暴言を浴びせたり、過度な要求を突き付けるカスタマーハラスメント「カスハラ」。小売り、サービス業などでは深刻な問題となっています。
コロナ禍のクリニックでも診察費用に不満を持ち、全額返金を求めた男の居座りにより、診察業務が4時間半にわたって妨げられていました。
小池都知事も20日の施政方針演説のなかでカスハラについて触れていました。
小池百合子都知事
「昨年から専門家等による検討を行い、東京ならではのルール作りが強く求められている。現場においてよりどころを持って対応できるよう、独自に条例化の検討を進める」
東京都独自のカスハラ防止条例。制定された場合は全国初となります。
有識者による会議では、どういうことが課題になっているのかというと…。
買い取り専門店の人
「(Q.カスハラ聞いたことある?)カスハラって何のことか聞いたことない」
リユース業の人
「(Q.カスハラ聞いたことある?)分からない。イメージつかない」
カスハラという言葉が認知されているとはまだまだ言えない状況。もっと言葉を広める必要があるということと、暴言や罵声、長時間のクレーム、金銭の要求など、カスハラを満たす要件や概念が人によって異なることも課題となっています。
タクシー運転手(3年目)
「(Q.カスハラとは?)乗ってきていきなり右行け、左行け、そういう言葉遣い」
牛丼店元店員(20代)
「“つゆだく”と言われて、“つゆだく”入れたが、『つゆ多すぎ』とクレームが何回かあった」
看護師(40代)
「昔はお客様は神様と言われていたが、店も客を選ぶ権利がある」
多様な業界に対応できる共通部分をガイドラインとして示し、罰則規定よりも理念を優先、早い施行を目指すとみられています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
powered by Auto Youtube Summarize