イスラエルがイランに対する反撃の検討を進める中、イランのライシ大統領は「いかなる攻撃に対しても、大規模かつ強力な対応をもたらす」などと述べました。
イランの首都テヘランで17日に行われた軍事パレードに出席したライシ大統領は、13日のイスラエルへの報復攻撃について「限定的なものだった」などと述べました。
イスラエルはこれに対する反撃の検討を進めていますが、ライシ氏は「いかなる攻撃に対しても、大規模かつ強力な対応をもたらす」などと述べ、攻撃を受けた場合は再び攻撃する可能性を示唆しました。
こうしたなか、ネタニヤフ首相はイスラエルを訪問したイギリスのキャメロン外相と会談しました。首相府によりますと、ネタニヤフ氏はイランの攻撃への防衛に協力したイギリスに謝意を示したうえで、「イスラエルは自衛権を保持している」などと強調したということです。
一方、キャメロン外相は次のように述べ、自制を求めました。
イギリス キャメロン外相
「賢明な方法で行動すると同時に、この紛争をできる限りエスカレートさせないよう願っています」
ネタニヤフ氏は他にも、ドイツのベアボック外相とも面会。その後、イランへの攻撃を検討する会合に出席し、「あらゆる種類の提案やアドバイスをもらい感謝している」とした一方、「我々は自分たち自身で決定を下す。自国を守るために必要なことは何でもする」などと強調しました。
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