小林製薬の紅麹(こうじ)原料を使ったサプリメントを摂取していた高齢者が、腎臓の疾患で死亡していたことがわかった。
摂取と死亡との因果関係は調査中だという。
小林製薬は3月22日、紅麹原料が入った機能性表示食品「紅麹コレステヘルプ」を摂取した人に、腎疾患などの症状が確認されたとして、商品の自主回収を発表した。
26人が入院していて、新たに約50人から入院したという情報が寄せられているという。
さらに小林製薬は、腎疾患で死亡した高齢者が「紅麹コレステヘルプ」を使用していたことが判明したと発表した。
亡くなった高齢者は、2021年から2024年にかけて、通信販売でサプリを購入していて、23日に遺族から連絡があったという。
小林製薬は、摂取と死亡との因果関係が疑われるとして調査していて、遺族から事実確認を進めるとともに、「誠心誠意、真摯(しんし)に対応していきたい」とコメントしている。
小林製薬は、紅麹原料を国内外の52社に供給したとしていて、これまでに、国内の少なくとも24社が、この原料を使った商品の自主回収や販売中止を発表している。
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