神戸大学の学生の迷惑行為をめぐり、３月２５日午後４時から大学による記者会見が開かれました。
（神戸大学・教育担当理事 大村直人副学長）「合宿には男女合わせて６２人が参加しており、現在同好会の役職者から事情を聞き取っております。なおこの同好会については、最終的な処分が決定するまで活動の停止を大学から通告しております」
先週、神戸大学の非公認バドミントンサークル「ＢＡＤＢＯＹＳ」の学生らが、富山県内の旅館で迷惑行為をしている動画や画像がＳＮＳに投稿されました。
笑いながら胴上げをする動画には、天井を突き破り大きな穴が開いた様子が映っています。さらに、障子を次々に破る動画もありました。
大学側がサークルの学生から聞き取りを行ったところ、一連の迷惑行為を認めたということです。
そもそも、大学非公認のサークルが行った今回の行為。大学側の責任はどこまで伴うのか、大学ジャーナリストの石渡嶺司さんは次のような見解を述べました。
（石渡嶺司さん）「本来は大学が謝罪する話かというと微妙なところなんですが、ここまで大ごとになってしまいますと、大学としても謝罪しないと収まりがつかない。ちゃんと真面目に勉強や活動をしている学生を守るという点でも重い処分に踏み切るものと見ています」
会見では学生らの処分について、次のように話しました。
（神戸大学・教育担当理事 大村直人副学長）「学生処分につきましては、春合宿へ参加した学生への聞き取りを行い、大学としての調査結果をまとめた後、厳重に対処いたします。（Ｑ参加した４年生は処分を待つ間、卒業は保留？）それはございません。あしたが卒業式でございますので、卒業基準を満たしていれば卒業する、留め置くとかそういうことは考えておりません」
大学側は現時点で、過去の同様のトラブルは把握していないとし、被害を受けた旅館に対して、被害の弁償に向けた話し合いを行っているということです。
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