たばこと肺がんの関係 換気では防げない『3次喫煙』とは?(ドクターおしえて)

医療についての様々な情報を教えてもらう「ドクターおしえて」。今回は肺がんとたばこの関係について、金沢大学附属病院 呼吸器外科教授の松本勲さんに解説してもらいます。

2020年のデータでは、日本人の死因の1位はがん。そのがんの死亡原因の第1位が「肺がん」です。その数は年間約7万6000人と言われ、がんで亡くなる方の約5人に1人が肺がんで亡くなっています。
肺がんというと、よく言われるのがたばことの関係。たばこには5000種類以上の化学物質と70種類の発がん性物質が含まれています。また、たばこの煙の粒子は0.5マイクロメートルで、花粉の60分の1の大きさです。花粉はある程度大きいので目や鼻の粘膜にくっついて花粉症アレルギーを起こしますが、たばこの煙は小さいので肺の最も深いところにある肺胞まで達し、煙の通り道にがんを引き起こします。

今回は喫煙のリスクについて、副流煙による受動喫煙のほか、換気では解消できない「3次喫煙」とは何かなど、詳しく解説します。

★ かほく市高松出身の松本さんは今年1月金沢大学附属病院呼吸器外科の教授に就任しました。胸腔鏡やロボットを使った体に負担の少ない呼吸器手術や、一般には切除が困難な進行した胸部悪性腫瘍手術も得意とするエキスパートです。

石川さんLiveNewsイット https://www.ishikawa-tv.com/minnano_news/
(2023年3月16日放送)
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