歌って踊る仏教アイドル「てら*ぱるむす」再結成 観客は木魚たたいて応援

歌と踊りで仏教の教えを伝える女性アイドルグループが京都で人気を集めている。イベント限定で結成されたが、ステージを待ち望む声があり今夏、活動を再開した。メンバーは芸術系大学の学生や卒業生で、街で増える訪日客にも、仏教の魅力を伝えたいという。
「突如顕現(けんげん)! 南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)。私たち、『てら*ぱるむす』です」

 夏の夕暮れ、京都市下京区の龍岸寺(りゅうがんじ)の本堂に、若い女性たちの声が響いた。
 メンバーは、それぞれが観音や弥勒(みろく)などの菩薩(ぼさつ)にちなんだ5人。畳の上での踊りはぎこちなさが残るが、仏教用語も歌詞に交えたアップテンポなオリジナル曲を熱唱した。中年男性や若い男女ら約40人の観客が、木魚をたたいて盛り上げた。

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