救命率がぐっと下がるとされる「72時間の壁」。能登半島地震の発生から丸3日が経過した”タイムリミット”のタイミングで、倒壊住宅から80代の女性が救出されました。
救助に携わった大阪市消防局がその瞬間の映像を公開しました。
現場は石川県輪島市堀町。巨大地震で2階建て住宅の1階部分が崩れ、2階が落ちた状態になっています。
崩壊した1階部分にいて、建物の下敷きになっていたのは80代の女性でした。消防隊の呼びかけに弱弱しいうめき声の応答があったということです。
がれきのすき間に体を入れて中を確認する隊員。周りではタンカや毛布を用意、救助の準備が行われていました。
そして地震発生から72時間が経過した4日午後4時半前、女性は救出されました。意識はあり、そのまま市内の病院に搬送されたということです。
いっぽう同じ1階部分で1人の男性も見つかりましたが、死亡していたということです。
生存率が急激に低下するとされる地震発生から丸3日、すでに72時間を超えました。被災地では建物の下などで救助を待つ人たちがいます。
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