ビルの高層階などが大きく揺れる「長周期地震動」2月1日から緊急地震速報に追加=気象庁

気象庁は2月1日から緊急地震速報の発表基準に長周期地震動を追加します。規模の大きな地震が起きたとき、高層ビルなどを長い時間大きく揺らすもので、東日本大震災でも被害が出ています。

長周期地震動は地震に伴い発生する周期の長いゆっくりとした揺れで、高層ビルやスタジアム、大きな橋など巨大な建造物に影響を及ぼしやすい傾向があります。

2011年の東日本大震災では東京や横浜などの高層ビルが大きく揺さぶられたほか、震源から遠く離れた大阪でも高層ビルのエレベーターのロープが損傷するなどしました。

長周期地震動には地上の揺れを表す「震度」とは別に4段階の「階級」があります。階級3は、立っていることが困難で不安定な家具が倒れることがあります。階級4は、はわないと動けないほどで、固定していない家具の大半が動いてしまいます。

気象庁は2月1日から長周期地震動階級3、または4を予想した場合、従来の緊急地震速報の警報に追加して対象地域を発表します。テレビなどで緊急地震速報が伝えられたら、まずは身を守る行動が大切です。

#LIVEしずおか 1月31日放送

powered by Auto Youtube Summarize

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事