記録的な豪雨災害から丸5日が経ちました。石川県内で最も被害が多かった小松市では生活再建へ向けた支援の輪が広がっています。
小松市中海地区。35度を超える猛暑の中、浸水して使えなくなったカーペットなど住民が総出でゴミの片づけ作業を続けています。
町会長:
「目の前のことをこなしていかないと。それだけをやっている最中」
公民館には多くの支援物資が届けられていますが…
「ゴム手袋が足りていません。作業するときに軍手だとしみる。あとはホウキとちり取り。乾いて砂になっているので、それをホウキじゃないと舞ってしまうので」
しかしホウキで掃いても、砂ぼこりがたち衛生面が懸念されます。
そこで小松市は9日から散水車を出動させて路面を濡らし、粉塵を防ぐ取り組みを始めました。
住民:
「道路関係の土、民家の土をいかに早く運んでもらえるか」
刻々と変わる被災地のニーズ。
地域住民への支援物資を受け入れている『のむら農産』に9日、2トントラックで運び込まれたのは家電製品です。
宗重商店 瀬戸貴博さん:
「リサイクルショップを運営しているんですが、ご家庭で不要になったものを回収しているので、冷蔵庫と洗濯機を10台持ってきました」
支援物資受け入れの窓口・野村佳史社長:
「食べ物を冷やす冷蔵庫がほとんどの家がないので。あと電子レンジとかポットとか。可能な限りで支援をもらえるとすごくうれしいです」
一方、小松市中心部にあるコインランドリーでは…
ザブーン 店舗企画開発部 寺尾滋課長:
「今現在できることは洗濯ということで、無料でやっていただけるようにしました」
スタッフがいる午前9時から午後4時までは洗濯も乾燥もすべて無料。毛布や布団など大きなものを中心に利用客が途切れません。
利用者:
「大きいのは家じゃ洗えないからここを使わせてもらえて助かる」
「砂埃が舞っていて外で干すことができないからすごくありがたい」
ザブーン 寺尾課長:
「これからしばらく、15日までやらせていただいているので利用してもらえれば」
自分たちができる範囲でのボランティア。支援の輪が広がっています。
石川さんLiveNewsイット https://www.ishikawa-tv.com/minnano_news/
(2022年8月9日放送)
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