日本郵船が運航する貨物船を中東イエメンの反政府武装組織「フーシ派」が乗っ取った際に撮影したとする映像が公開されました。「フーシ派」は反イスラエルの姿勢を強調しています。
航行中の船に迫るヘリコプター。カメラに写る機体後部には、イエメンとパレスチナの旗が見えます。これはイエメンの反政府武装組織「フーシ派」が20日公開した映像で、イギリスの会社が所有し、日本郵船が運航していた貨物船をイエメン沖の紅海で乗っ取る際の様子とみられます。戦闘員たちは操舵室に入ると乗組員に銃を突きつけます。乗組員は手を挙げ、指示に従っているようです。
日本郵船によりますと、乗組員25人の中に日本人は含まれていませんが安全を確認中だということです。
イランの支援を受ける「フーシ派」。イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘開始以降、パレスチナ側への連帯を示し、先月末もイスラエルに対し大量の弾道ミサイルなどによる攻撃を行ったと発表しています。
反イスラエルの姿勢を強調し、今回乗っ取った貨物船を「イスラエルの船」だとしていますが、イスラエル首相府はこれを否定。フーシ派を支援するイランによる「新たなテロだ」と非難しましたが、イラン側は関与を否定しています。
一方、この日イスラエル軍はパレスチナ自治区ガザ市にある、イスラム教のモスクとする映像を公開しました。軍は、このモスクをハマスが「兵器の製造工場として使っていた」と主張。兵器の材料やトンネルの縦穴を見つけたとしています。
こうしたなか、ハマスに拘束されたままの人質の解放交渉をめぐり、アメリカのバイデン大統領は。
記者
「人質解放交渉は合意間近か?」
アメリカ バイデン大統領
「そう思っているが、まだ話す準備はできてない」
記者
「そう思っている?」
アメリカ バイデン大統領
「はい」
詳細は明らかにしませんでしたが「合意間近」だとの認識を示しました。
人質解放をめぐって、アメリカ・ワシントンポスト紙はハマスが数十人の人質を解放する代わりに5日間、戦闘を一時停止することでイスラエルとハマスが合意に近づいていると報道。
また、ロイター通信に対しハマスの指導者・ハニヤ氏は「停戦合意に近づいている」とし、仲介役であるカタールに回答を伝えたことを明かしたということです。
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