ＷＨＯ＝世界保健機関のテドロス事務局長は11日、天然痘に似た症状の感染症「サル痘」と呼ばれていた「エムポックス」について、2022年７月に出した緊急事態宣言を終了すると発表しました。新規感染が大幅に減少して収束に向かっており、死者数も抑えられてきたことを受けた措置となります。「エムポックス」は2022年５月以降、以前からの流行地域だったアフリカ中西部以外で感染例が多数確認され、ＷＨＯは、７月に緊急事態を宣言し、各国に感染拡大防止強化を促してきました。ＷＨＯの集計では、22年１月から、日本を含む111の国と地域で８万7,377人の感染が確認されましたが、死者は140人と抑えられてきました。
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