自民党の派閥の政治資金を巡る問題で、岸田総理大臣は各派閥の政治資金パーティーを当面自粛するよう党幹部らに伝える方針を固めました。
(政治部・澤井尚子記者報告)
安倍派の事務総長を務めた松野官房長官は6日も「政府としては答えを控える」と繰り返しました。
松野官房長官:「政治活動に関する事柄であり、政府の立場としてはお答えを差し控えさせていただきます」
派閥の政治資金パーティーについて、総理周辺は、「8日の予算委員会で、自粛する方針などを打ち出して、国民への理解を求めたい」としています。
そのため岸田総理はこの後、6日午後2時から党の幹部らを集めて、当面の間、派閥パーティーを自粛するよう要請する方針です。
また、年末恒例の派閥の納会を中止することも申し合わせる考えです。
閣僚経験者からは「パーティー券のノルマも大変だし、ほっとした」との声も漏れてきます。
政府高官は「政治資金規正法の改正議論も必要だ」と話すなど、強い危機感を示しています。
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