宝塚歌劇団“急死”「自分も加害者」 上級生から“異常なルール” 近く調査結果を発表

2023年9月、宝塚歌劇団に所属する劇団員の女性(当時25)が転落死した問題。

FNNの取材に応じたのは、2006年に退団した元劇団員の東小雪さん。

元劇団員・東小雪さん「わたしがこうして証言を続けているのは、自分も加害者だったからなんです。予科(下級生)の時は、わたしが被害者だったんですけど、進級して本科生(上級生)になって、新しい予科生が入ってくる時に引き継ぎがあって、今度はわたしが加害者になって、下級生たちを怒鳴っていた」

取材で見えてきたのは、劇団の中で受け継がれてきた異常ともいえる、厳しい上下関係の実態だった。

マンションから転落し死亡した劇団員の女性。
遺族の代理人は、女性が異常な長時間労働や上級生からのパワハラが原因で自殺に至ったと訴えている。

上級生から下級生へ一体、どのようなことが行われてきたのか。

元劇団員・東小雪さん「ある種の文化として、罵倒するというのがあったので、わたしも(入学して)びっくりしました。例えば音楽学校の予科生で、お風呂に入らせてもらえなかった、洗濯できなかった、眠れかった、本科生から怒鳴られた、寒い中立ちっぱなしにされたりとか、挙げればきりはないんですけど、コンクリートに膝をついて、真っ赤になるまで謝り続けなければいけない」

お風呂の設備があっても、入る時間が与えられない。
洗濯の設備があっても、上級生から使うことを禁じられるなどのおかしなルールに従わされる日々だったという。

元劇団員・東小雪さん「(状況を外部に告発することはできなかった?)外部漏らしという概念がありまして、親に言って本科生の耳に入ると、おまえ何外部漏らしてるんだと本当に口汚く怒鳴られる、ののしられてしまうんです。誰かが(外部に)言うと、連帯責任になってしまうのでますます言えない。外部漏らしは絶対にダメだということを、たたき込まれるんです。宝塚は特殊だし暴力はダメということを相談するのは本来何も問題ないはずなのに、ある種夢を売っている劇団員の一員であるという所属感もあるので、相談するという発想も持てないですし」

元劇団員の東小雪さんが今、宝塚歌劇団に望むことは。

元劇団員・東小雪さん「人の命が失われてしまった、本当に遅すぎることなんです。これ以上繰り返すことはせめてしない。そういう責任を、今生きているわたしも、過去に加担したわたしも、今舞台に立っている人たちも、関係者も舞台を見に行っている人も、パワーハラスメントは許さないんだ、覚悟を私たちは持たないとだめだと、本当に思います」

宝塚歌劇団側は、11日、外部の弁護士などによる調査報告書を受け取ったと発表し、調査結果について、「今後の改革の方針とあわせて近日中にお知らせする」としている。

FNNプライムオンライン
https://www.fnn.jp/

powered by Auto Youtube Summarize

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事