同じ隊員が「ピースサイン」か 朝にはカメラに「中指立て」 3人死傷の陸自射撃場

次々と射撃場に入る自衛隊の車両。
1台の後部座席から衝撃的な光景が。

映像をよく見ると、車両の後部に乗った隊員の1人が、カメラに向けて中指を立てるようなしぐさを見せたのだ。

別の隊員にとがめられたのか、すぐに手を下ろすような様子も確認できる。

岐阜市にある日野基本射撃場。
2023年6月、訓練中に18歳の元隊員の男が自動小銃を発砲し、隊員3人を死傷させる事件が起きていた。

あの事件からおよそ5カ月。
6日が訓練再開の初日だった。

地元住民「信じがたいね。わたしたちから見れば。もうちょっと謙虚にきちっとしないと、もう一回教育し直してほしい」

この中指騒動について、陸上自衛隊に20年以上在籍していた木村祐一さんは、事実であれば「怒りすらない」と話す。

元自衛隊員・木村祐一さん「なんていえばいいんですかね。人としてですよね、自衛官とか言う前にですよね。本当に中指立ててたなら、軽いノリでやって、前の人が「やめとけホンマに出るぞ」みたいな雰囲気だったのかなと思います」

陸上自衛隊守山駐屯地の広報はFNNの取材に対し、「隊員は中指を立てたという認識がなく、指さし確認をしていたのがそのように見えてしまったのではと言っている」と説明。

しかしその後、「背負っている荷物を下ろそうとしていたかもしれない」と説明している。

しかし、事態はこれだけでは終わらなかった。

午後4時半ごろ、隊員を乗せた車両が敷地内から出てきた際にも…。

車両の後部に乗った隊員の1人が、今度はピースサインをするようなしぐさを見せたのだ。

このピースサインにはどのような意図があるのだろうか。

午前中に中指を立てるようなしぐさがあった車両と、ピースサインが見えた車両は同じナンバー。

そして座り位置も同じということで、この2つの行為は同じ隊員が行った可能性があるという。

FNNプライムオンライン
https://www.fnn.jp/

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