「ガザ地区の住民はエジプトに避難を」高まる地上侵攻の可能性(2023年10月11日)

 イスラエル軍は、パレスチナのガザ地区との境界線周辺を完全に制圧したと発表しました。境界線に沿って戦車と航空機が配備され、本格的な地上侵攻の可能性が高まっています。

 イスラエル軍の報道官は10日、「ガザ地区との境界線を完全に制圧した。周囲に戦車と航空機による鉄壁を築いており、近付くものを射殺する」と述べました。

 また、24時間以内に領内に侵入した「ハマス」の戦闘員はいないとしています。

 現在は、ハマスが攻撃開始の際に開けたフェンスの隙間を埋める作業が行われているということです。

 ただ、イスラエル領内には、まだハマスの戦闘員が潜伏しているとみられ、軍は10日未明の掃討作戦で戦闘員2人を殺害しています。

 ガラント国防相はガザ地区の「完全封鎖」を命じていて、すでに水、食料、電気や燃料の供給が止められています。

 軍の幹部の1人は、「逃げられるうちに、ガザ地区の住民はエジプトに避難するよう勧告する」と述べていて、近く本格的な地上侵攻が始まる可能性を示唆しました。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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