庶民の味方「第3のビール」酒税増税で10月から値上げ(2023年9月29日)

 10月から値上げが予定されている食品は「第3のビール」といった酒類・飲料など4000品目を超えます。一部では値上げ前のセールも。

■酒税増税で 10月から値上げ

 消費者が「値上げ疲れ」に音を上げています。

 70代男性:「庶民が買っているわけですよね。そこを上げるというのは、あまり賛成しかねるね」「(第3の)ビールだけじゃなくて食品も皆上がるじゃないですか。何とかしてもらいたいですよね」

 酒税法の改定に伴い、来月1日から値上げとなる庶民の味方、第3のビール。350ミリリットルの場合、1缶で約9円の増税となります。

 70代男性:「多少、値上がりするというのがあって早めに来たんですけれども」

 第3のビールを96本購入した男性は…。

 70代男性:「(Q.1缶9円の値上がりは?)やっぱりちょっときついと思いますけど」「(Q.ビールが楽しみ?)そうですね。それしかないんですよ楽しみが」

 350ミリリットル6缶パックの場合、増税額は約55円。24本入りの1ケースだと約220円。これが500ミリリットルになるとさらに上がり、1ケース315円の増税となります。

 MEGAドン・キホーテ大森山王店では駆け込み需要を狙い、カップ麺やカレーのルーなどのおまけを付けて買い物心をさらにくすぐっています。

 MEGAドン・キホーテ大森山王店 奈須田兼一さん(酒類担当):「8月と比べますと、約140%の売り上げとなっております。一番のピークはあす9月30日と考えております」

■庶民の味方「第3のビール」

 60代女性:「これ3箱」

 スタッフ:「3箱でいいですか?カレーのルーが付いてるもので?」

 こちらの女性の夫は「本当はビールが好きなんだけれども、毎日飲むから」と第3のビールを飲んでいるといいます。

 60代女性:「やっぱりつらい、毎日飲んでいる人にとっては。家計が苦しくなる。お酒代、結構かかる」「(Q.酒代を減らそうとは?)いやいや、夫がそれをやったら働かなくなっちゃう。一日働いて(第3の)ビール飲むというのが楽しみでやっているから。その楽しみ取っちゃったら可哀想だし」

 帝国データバンクによりますと、来月に値上げ予定の飲食料品は4634品目。家計の負担がさらに重くなりますが、その値上げラッシュに変化の兆しが見え始めています。

■値上げラッシュ 10月ピークか

 帝国データバンクによりますと、2023年に値上げされたのは累計で3万1887品目。類を見ない記録的な値上げラッシュとなっています。

 70代男性:「食料品全般上がってるしね。消費者としてはしんどい話だと思う」

 ただ、その値上げの勢いは来月をいったんピークとして、今年後半にかけて後退傾向にあるということです。来月は酒税改正で約7円減税となるビールや自社ブランド製品など、約800品目の値下げが予定されています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

powered by Auto Youtube Summarize

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事