18日も40℃に迫る“危険な暑さ”が続出し、東京も今年一番の37.5℃を記録しました。都内では救急車が逼迫(ひっぱく)するなか、18日これまでに熱中症の疑いで73人が病院に搬送されました。
■40℃迫る“危険な暑さ”関東でも
「体温を超える暑さ」は18日も。18日、全国で一番暑くなったのは三重県桑名。39℃を観測しました。40℃に迫る、まさに災害級の暑さです。群馬県伊勢崎市でも38℃を超えました。3日連続の猛暑日です。
こちらの男性3人組、ある作業の休憩中でした。
作業員:「休憩取らないと、倒れちゃうくらい暑い」
彼らの仕事、駅前の芝生の整備です。厳しい日差しが照り付けるなか、地面に座り込み黙々と作業を進めます。サーモカメラで見てみると、芝生に熱がこもっているのが分かります。
作業員:「しゃがんで作業すると、立ち上がった瞬間に立ちくらみみたいなものが来る時もある」
通常、30分ごとに休憩を取るといいますが、18日は半分の15分ごと。水分と塩分をこまめに取りながら作業にあたっているということです。
■東京“今年一”37.5℃
東京都心は午前9時すぎの時点で35℃に到達。今年、最も早い猛暑日を記録しました。その後、気温は今年最高となる37.5℃まで上昇。ちなみに、正午までは関東で一番暑かったそうです。
営業マン:「本当に朝からたまらない。私、営業なんですけど、さすがに7月になってから上着はやめたし、それでも汗びっしょり。タオル地のハンカチですけど、もう、びしょびしょ」
17日、一部のパレードとショーを中止した東京ディズニーリゾートでは18日も一部のショーやアトラクションが暑さの影響で中止になっています。午後4時までに日本列島は160地点以上で猛暑日となり、3日連続で100地点を超えました。真夏日は600地点近くに上ります。
この危険な暑さで各地の病院には。
埼玉県戸田市の公平病院。戸田市付近はこの時間帯、すでに35℃を超えていました。搬送されて来たのは95歳の女性。弟が家を訪ねると、倒れていたといいます。意識ははっきりしているようですが。
看護師:「部屋、暑かったですか」
患者:「部屋の中?私はたいして感じない」
看護師:「いつも家の中では薄着?」
患者:「家の中、エアコンないから」
看護師:「エアコンないの?」
患者:「風通しがいいから、ベランダと玄関開けておくと」
さらに。
患者:「おこた(こたつ)使っている」
医師:「今も?」
患者:「今も足が冷えるから。もう痛くなってくる」
医師:「冷房かけていても暑いくらいだから、おこた(こたつ)使っていたらたぶん家の中すごく暑かったんだと思う」
エアコンをつけず、こたつに入っていたという女性。体内の水分が不足した結果、熱中症になったということです。
公平病院 奈良江梨子医師:「口の渇きとか、暑さとかも感じにくいうえに水分の摂取自体もかなり少ないのが高齢者の方だと多いのかなと。家の中でも熱中症は本当に起こりうることを自覚して、できるだけ涼しい環境でこまめに十分、水分を取って注意していくことが大切」
■熱中症疑い73人 救急車も逼迫
東京では18日、救急要請の増加を伝える「救急車ひっ迫アラート」が発表されていました。東京消防庁管内では、午後3時までに4歳から95歳の男女、合わせて73人が熱中症で搬送されています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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