辻窪凛音 05 年長 暗算9段

先月の第三百四十五回珠算検定の暗算段位試験(最高十段)で、さいたま市緑区東浦和八、私立桜美林(おべりん)幼稚園(緑区)年長の辻窪凜音(りんね)ちゃん(6つ)が九段に合格した。試験を主催する全国珠算教育連盟は「記録が残っていないが、九段取得者としては最年少ではないか」と話している。
検定は「四けた×四けた」の掛け算、「八けた÷四けた」の割り算、五けたを含む数字の足し引きを行う見取り算の三種目。それぞれ三分以内に四十題を解き、正答数によって段位が決まる。
「九段になってうれしい」と話す凜音ちゃんは昨年六月に珠算を始めたばかり。わずか一年三カ月での快挙となった。母親の薫(かおり)さん(40)によると、普段はケーキが大好きでおっとりとしているが、「そんなことすると、そろばんやめさせるよ」としかると、泣いて嫌がるという。
凜音ちゃんが通う同市浦和区の「そろばん教室USA」の高柳和之塾長(60)は「集中力がすごい。こんなに小さいのに、この先どうなってしまうのだろう」と舌を巻く。
最年少での十段取得記録は、同教室に在籍する同市立与野南小五年の弥谷拓哉君(10)が持つ七歳四カ月。凜音ちゃんも近く、十段に挑戦するという。 (前田朋子)

powered by Auto Youtube Summarize

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事