西部開拓時代を見事に再現した撮影風景映像
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撮影現場の様子について、クリスチャン・ベールは「僕とスコット・クーパーと撮影監督のタカヤナギが現場にいた時に雷が落ちてきて「今すぐ逃げろ」と言われたんですが、我々は「あんたたちが逃げろ」と言って、素早くシーンの撮影にとりかかりました。合成ではない本物の雷が背景にあることが嬉しかったんです。そういうことが何度かあって、そのたびに撮影を中断しなければならなかったんですが、こういった現象は現実なわけで、登場人物は経験しているはずです。ロケ地での撮影は作品に大きな影響を与えました。」と、ロザムンド・パイクは「馬に乗りながら細い川を渡るシーンがあるのですが、それはクレーンで撮影しました。こんな辺鄙な場所に、どうやってクレーンを持ってきたのかと思いますよね。峡谷の底の部分まで続く極細の道でも撮影しましたが、そこにどうやってカメラの機材を運んだのか、未だに謎のままです。馬に乗りながら川を渡るという体験は、後にも先にもあの時だけなので楽しませていただきました。」とそれぞれがロケ撮影の醍醐味を語っています。
撮影監督は『世界にひとつのプレイブック』や『スポットライト 世紀のスクープ』などの傑作でカメラマンを務めた日本人撮影監督マサノブ・タカヤナギ。荒野や平原、山々の遠景といったアメリカの原風景はもちろん騎馬戦や銃撃戦、夜襲などのアクションもダイナミックにとらえ、ビジュアルだけで多くを物語ってみせることに成功しています。この荒野での撮影風景映像。
クリスチャン・ベール主演×スコット・クーパー監督
新たなマスターピースの誕生
『クレイジー・ハート』で長編初監督ながら、アカデミー賞®3部門にノミネートされ、2部門を受賞。そのほか数々の賞を受賞し高評価を獲得した21世紀の鬼才スコット・クーパー最新作。主演は『ザ・ファイター』でアカデミー賞助演男優賞を受賞し、『バイス』では同主演男優賞にノミネートされたことも記憶に新しいクリスチャン・ベール。『ファーナス/訣別の朝』に続いてのクーパー監督とのタッグとなる本作は壮大にして深遠なアクション・ドラマに仕上がった。ヒロインには『ゴーン・ガール』でアカデミー賞にノミネートされたロザムンド・パイク、『ジェロニモ』や『アバター』などで知られるアメリカ・インディアンの名優ウェス・ステューディ、そのほか、個性派ベン・フォスター、人気上昇中の若手スター、ティモシー・シャラメ、ほか演技派俳優たちが脇を固める。撮影監督には『世界にひとつのプレイブック』や『スポットライト 世紀のスクープ』などの傑作でカメラマンを務めたマサノブ・タカヤナギ。ドラマも演出も演技も映像もハイレベルのクオリティ。それらが噛み合ったことで、本作は奇跡の逸品へと昇華した。『悪党に粛清を』『ある決闘 セントヘレナの掟』に続く、ウェスタン・ノワールの第3弾。
敵と戦い、敵を知り、敵を赦し、人は初めて真の誇りを勝ち取る。
1892年アメリカ。騎兵隊大尉ジョーはかつての宿敵であるシャイアン族の長とその家族を居留地へと送り返す任務を命じられる。ニューメキシコからコロラド、そしてモンタナへ。コマンチ族の蛮行によって家族を殺された女性ロザリーも加わり一行は北を目指す。危険に満ちた旅をとおして、お互いが協力しないことには生きてはいけない状況に置かれていることを知る……。
出演:クリスチャン・ベール、ロザムンド・パイク 、ウェス・ステューディ、アダム・ビーチ、ベン・フォスター、ティモシー・シャラメ
監督・脚本・製作:スコット・クーパー(『ブラック・スキャンダル』『ファーナス 訣別の朝』『クレイジー・ハート』)
撮影:タカヤナギマサノブ(『スポットライト 世紀のスクープ』)
2017年/アメリカ/135分/英語・シャイアン/シネマスコープ/ドルビーデジタル/原題:HOSTILES
配給:クロックワークス/STAR CHANNEL MOVIES 提供:東北新社
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