ジャニーズ事務所社長が謝罪 ファン有志団体「調査・検証を」(2023年5月15日)

ジャニーズ事務所に所属していたカウアン・オカモトさんが、ジャニーズ創設者・ジャニー喜多川氏から性被害を受けたと記者会見で訴えていた問題で、ジャニーズ事務所の藤島ジュリー景子社長が動画を公開し、謝罪しました。

ジャニーズ事務所・藤島ジュリー景子社長:「ジャニーズ事務所代表取締役社長・藤島ジュリーでございます。このたびは、創業者・ジャニー喜多川の性加害問題について、世の中を大きくお騒がせしておりますこと、心よりおわび申し上げます。何よりまず、被害を訴えられている方々に対して、深く深くおわび申し上げます。そして関係者の方々、ファンの皆さまに、大きな失望とご不安を与えてしまいましたことを重ねておわび申し上げます」

こう謝罪したうえで、質問には、書面で答えました。

Q.告発は事実か。
ジャニーズ事務所の回答:当然のことながら 問題がなかったとは一切思っておりません。加えて会社としても私個人としてもそのような行為自体は決して許されることではないと考えております。一方で当事者であるジャニー喜多川に確認できない中で 私どもの方から個別の告発内容について「事実」と認める 認めないと一言で言い切ることは容易ではなく さらには憶測による誹謗中傷等の二次被害についても慎重に配慮しなければならないことから この点につきましては どうかご理解いただきたく存じます

Q.性被害を認識していたか。
ジャニーズ事務所の回答:知らなかったでは決してすまされない話だと思っておりますが知りませんでした。長らくジャニーズ事務所はタレントのプロデュースをジャニー喜多川 会社運営の全権をメリー喜多川が担い この2人だけであらゆることを決定していました。情けないことに この2人以外は私を含め任された役割以外の会社管理・運営に対する発言はできない状況でした。

Q.問題への対処について。
ジャニーズ事務所の回答:既に告発された方 また今後あらたな相談をご希望される方のために 外部のカウンセラーや有識者 弁護士や医師の指導のもと相談をお受けする外部窓口を月内に設置致します

この対応にファン有志の団体は、企業としての姿勢を評価する一方、「文書のみの見解では不明点も多く、不十分。性暴力が放置されてきた原因を、事務所自身の責任で明らかにしていくことを望みます」としています。

今回の問題に、政府はこう述べました。
松野官房長官:「当該事務所が謝罪を含む公表を行ったことは承知をしていますが、民間法人の公表内容についてひとつひとつ政府としてコメントすることは差し控える。そのうえで一般論として申し上げれば、性犯罪、性暴力は被害者の尊厳を著しく踏みにじる行為であり、決して許されないものであります」

また、被害を訴えたカウアン・オカモトさんは、藤島社長の発言を受け「近日中に動画出します」としています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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