G7(先進7カ国)広島サミットでは、ウクライナ侵攻を続けるロシアと覇権主義的な行動を強める中国への対応をめぐり、日本が議論を主導し、結束を打ち出せるのか、注目されている。
フジテレビ政治部・門脇功樹記者が、国会記者会館から中継でお伝えする。
今回のサミットの成果が「台湾有事の際に、G7が結束し対応できるかを示す試金石になる」との見方があるだけに、対中国でG7が結束するため、日本がリーダーシップを発揮できるかが焦点。
開幕まで4日に迫ったG7広島サミットでは、ウクライナ侵攻を続けるロシアをめぐり、制裁を強化するほか、「国連憲章を無視した、いわれのない侵略戦争」として、「最も強い言葉で非難する」とする声明を発表する方向で調整している。
一方、欧米に温度差がある中国について、ある政府関係者は「ロシアよりもずっと国際的に影響力がある」と指摘している。
そのため、政府は中国について、「力による一方的な現状変更」や経済的な威圧などを列挙して、成果文書に「中国に特化した項目」を盛り込むことで、G7の結束を強調する方向で調整している。
ただ、別の関係者は「ドイツやフランスは、中国とうまくやろうとしている」と指摘していて、岸田首相が、温度差のある首脳間の議論を主導し、取りまとめられるかが鍵となる。
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