「日本人」について語る俳優・タレントの副島淳さん

女子テニスの大坂なおみ選手が全米オープンに続き、東レ・パンパシフィック・オープンで決勝に進出した。快進撃を喜びつつ、応援や報道で「日本」や「日本人」が多用されることに違和感を抱く人たちがいる。
9月23日の決勝で大坂選手は敗れたが、表彰式では「試合を見に来てくれてありがとうございます」と述べ、懸命に笑顔を見せた。大坂選手は父がハイチ出身で、母が日本人。全米オープンで優勝してから、メディアやSNSでは「日本人初の快挙」「日本の新しいビッグスターを応援しましょう」という言葉が躍る。
だが、俳優・タレントの副島淳さんは行きつけの居酒屋である男性が「正直、日本人初で優勝するなら、本当の日本人の方が……」と話すのを聞いた。男性は「100%日本人」という言葉も交え、手放しでは喜べない思いを語ったという。
 「そう考える人は多いだろう」と副島さんは思う。自分の父親は米国人だが、顔も知らない。日本人の母のもと、日本で育った。小学生のころは「色が違う」と仲間外れにされ、「ダメなことなのかな」と思った。中学生になると「日サロ(日焼けサロン)に行き過ぎちゃって」とギャグで返すスキルが「身についちゃった」。

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