NHK党のガーシー議員が「本会議に出席し、陳謝文を朗読致します」と参議院に文書で回答しました。強硬姿勢から一転、陳謝となった理由を週末に行われたライブ配信で明らかにしています。
国会に来て陳謝するのか、しないのか。回答期限の2月27日午前11時までおよそ10分となるなか、ガーシー議員の秘書が回答書を手に姿を見せました。
渡辺文久秘書:「参議院議院運営委員長・石井準一様。参議院議員ガーシー。本会議への出席について。本会議へ出席し院議に従い、陳謝文を朗読致します」
国会に来て「陳謝する」と回答しました。
NHK党・ガーシー参院議員:「『陳謝』は受けるとは言ったが、どうなるかまだ分からへん。何回も言っているように別に除名されようが俺は変わらん」
去年7月の初当選以降、1度も国会に出席していないNHK党のガーシー参議院議員、51歳。事態を重く見た参議院の懲罰委員会は全会一致で「議場での陳謝」とする懲罰を決定。参議院は憲政史上初めて国会欠席を理由とした懲罰処分を賛成多数で可決しました。
尾辻参院議長:「ガーシー君に対し公開議場における陳謝を命ずる」
陳謝に応じない場合、懲罰処分としては最も重い、議員の資格を失わせる「除名」の可能性も浮上するなか。
NHK党・浜田政調会長:「(Q.議場での陳謝に応じる可能性は?)ないです」
当初は陳謝に応じる可能性はないとNHK党側は明言していましたが、2月25日、ガーシー議員はインターネットでライブ配信を行い、「陳謝」に応じる理由をこう話しました。
NHK党・ガーシー参院議員:「別に陳謝することなんか、俺からしたらどうでもいい。ささいなこと。こんなしょうもない頭下げるだけで済むんやったら、なんぼでも下げるよ。下げることによって、俺に票を入れてくれた30万人の票が生きんのやったら俺頭下げるよ、なんぼでも。でもさ、そこの裏にある画策が見えへんから俺は怖いねん」
暴露系YouTuberとして話題となり、参議院選挙で初当選したガーシー議員。選挙で票を入れてくれた人のために「陳謝」に応じると話す一方、複数の著名人から刑事告訴されているため、帰国した後、どうなるのか危惧しているとも話しました。
NHK党・ガーシー参院議員:「俺は警察怖い。めっちゃ怖いよ、怖いから日本に帰れない。もちろん除名なんかされたないで。政治家としてもし残れるのであれば日本に帰りたいし。日本に帰りたいよ。日本帰って、きちんと色んなことを話して、色んなことを変えていきたい」
ガーシー議員の「陳謝」については、来月上旬にも参議院本会議で行われるとみられていて、今後はいつガーシー議員が帰国するのかが焦点となります。
自民党・世耕参院幹事長:「(Q.陳謝の意向示しましたが?)当然のことだと思います。あとは議運等で、日程をしっかり組み立ててほしい」
立憲民主党・安住国対委員長:「お戻りになられて、ちゃんと議会活動をそれぞれ他の党派関係なく、同僚議員と同じようにちゃんと仕事をこなしてもらいたいと思っています」
共産党・小池書記局長:「(Q.一日だけ出席してまた出国してしまうという懸念もあるが?)公会議場における陳謝ということですから、当然これに応じるべきだと。その後のことはまた別問題だと思います」
帰国について、NHK党の立花党首は…。
NHK党・立花孝志党首:「いつ、どの便で帰ってくるかであったりとか、帰国後ですね、どこに滞在するのかなどについては、あと捜査機関の捜査にどのように対応していくのか、などなどについては警備の都合上、一切お答え致しません」
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